■甲信越・北関東の東急バスカラー
(3)越後交通
新潟県長岡市に本社を置く越後交通もまた、東急カラーと良く似た配色の路線バスを走らせる事業者の一つだ。1959〜1966年まで東急グループに所属。
東急グループだった期間は7年ほどだったが、シルバー+赤帯の東急風カラーは現在も続いている。車体横に大きく「E.K.K.」の文字が添えられているのが特徴。
自社発注車のほか、元東急バスの路線車も多数使われている。さらに元都営や元神奈中など、車両の出身はバラエティに富んでいる。
また、2017年に越後交通と合併した、同社の子会社だった柏崎市の旧・北越後観光バスの路線車も東急風カラーに塗られていた。
(4)群馬バス
北関東エリアの東急カラー風バスで目を引くのが、群馬県高崎市に本社を置き、高崎市と渋川市を中心に路線バスを運行している群馬バスだ。
1957年から、資本が変わり新会社として再スタートする2001年まで東急グループに入っていた。東急グループ時代の路線バス車両には、おなじみの東急カラーに加えて東急のロゴマークも掲げられていた。
最近の群馬バスも東急カラーに塗られているのだが、本家東急では1950〜1969年頃まで使われていた、シルバー主体に赤帯と、裾の部分を明るい青に塗ったカラーパターンを採用しているのが、他の事業者と異なるユニークな点だ。
■めでたいから東急に!?
長野県の長電バスでも、東急カラーに塗られた路線バスを走らせている。ただし長電バスはちょっと特殊な事情で東急カラーができた経緯を持つ。
長電バスでは、長野〜東京を結ぶ特急バスの運行を1961年に開始し、2021年に60周年を迎えた。
この特急バスは、一時期東急バスと共同運行していたことがあり、それを記念して長電バスの路線車2台に、特別に施したカラーリングというわけだ。
【画像ギャラリー】あちこちに出没!? 東急色した路線バス(6枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方