■来てそうで来ていない!? 神奈川県内
普通列車のみ止まる六郷土手駅を過ぎて、多摩川を渡ると神奈川県に入る。都県境を越えて最初の駅が京急川崎になるが、この駅には全列車が止まる。ここから最後まで一気に見ていくと……
【本線・久里浜線】
・京急川崎:×
・横浜:△
・上大岡:○
・金沢文庫:○
・金沢八景:○
・横須賀中央:○
・堀ノ内:○
・新大津:×
・北久里浜:○
・京急久里浜:○
・YRP野比:○
・京急長沢:×
・津久井浜:×
・三浦海岸:○
・三崎口:○
……となっていた。やはり快特が停まる駅ということで○の割合が高くなっている。「△」は、京急の一般路線バスの停留所はあるものの、運行系統が1路線しかない駅だ。
横浜駅の場合、京急の高速バスは大量に発着している半面、一般路線バスは110系統のみが発着している。超主要駅の割に意外すぎるほど少ないのは、横浜駅周辺が横浜市営バスのカバーエリアになっているのが主な理由だろう。
京浜急行を代表する駅である京急川崎に、京急のバスが来ないというのも、何やら不思議な印象を抱かせる。道が狭いという物理的な事情もあるが、どの京急バスも行き先はJRの川崎駅で、実は京急川崎駅前という名前のバス停はないのだ。
京急川崎駅に最も近いのは、駅前から約130m離れた旧東海道沿いにある、臨港バス川01系統の「砂子一丁目」か、約100m先の「銀柳街入口」だ。後者には京急バスも通る。
「×」の新大津、京急長沢、津久井浜の3駅は、京急バスのバス停だけでなく、他事業者の路線バスもまったく通っていないホンモノのバス空白地帯だ。
■やはり連携はお手のもの?
以上を踏まえると、全20の主要駅のうち、駅前に京急バスの来る駅が14箇所、来ない駅が6箇所。京急主要駅の京急バス率は70%ということになる。
さすがに100%ではなかったものの、鉄道の京急も京急バスも系列会社ということで、電車とバスの連携率は高いと言えそうだ。
【画像ギャラリー】手を取り合って日頃の足を支える京急電車と京急バス(5枚)画像ギャラリー
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