■日本最大級がコレ!? 4階にあるバスターミナル
高さが4階ともなれば、大型ホームセンターの立体駐車場クラスだ。自動車が入ってこられる建物としては十分高所な4階にも、大型バスがお客さんを乗せて走るのだ。内訳はコチラ!!
・バスタ新宿(東京都) 室外/室内
・名鉄バスセンター(愛知県) 室内
日本最大級の高速バスの拠点と言われる「バスタ新宿」が、この4階バスターミナルに該当する。こちらも3・4階の多層階利用で、4階が高速バス乗り場、3階は降車ホームとコミュニティバスの乗り場だ。
JR名古屋駅に隣接している名鉄バスセンターもまた、ビルの3・4階がバス乗り場に使われている。こちらは3・4階ともに、各方面を結ぶ高速バスと一般路線バスが発着している。
■だいぶ高いぞ!! 5階にあるバスターミナル
4階まで上がればもう十分だろ? と思わせる中、それすらを超えて高みを目指す「5階」のバスターミナルが、なんと複数実在していた。
・渋谷マークシティ バスのりば(東京都) 室外
・なんば高速バスターミナル(大阪府) 室外
渋谷マークシティのバス乗り場は、ビルの屋上を利用したロータリー式バスターミナルだ。
確かに5階にあるが、すり鉢状になっている地形の勾配部分にマークシティの建物が建っている関係で、バス出入口の地上部分と対比すると、感覚的には2階相当といったところか。
一方の、なんば高速バスターミナルは、36階建のホテルの5階部分に位置している。公道からバスターミナルに入る際は、立体駐車場さながらにビル内部のスロープを登っていく。
スロープを登り切ると天井のない一般駐車場を兼ねたエリアに抜け、その先にバスの発着スペースが置かれている。こちらも分類的にはマークシティと同様、ビルの屋上部分を利用したバスターミナルになる。
■5階があるなら……
5階があるならもう一声で6階も!? と期待しつつリサーチを続けたところ、さすがに6階以上のバスターミナルは、残念ながら見つからなかった。
リサーチの結果、ビル直結バスターミナルとしては、建物内部に設けられた天井付き室内タイプで4階、ビルの屋上を利用した室外タイプでは5階が、今のところ最上階であった。
2階以上のバスターミナルは、一般路線バスよりも高速バスの発着場に使われる割合が高いほか、いずれも都会に位置しているのが共通だ。
構造物が密集している都会ではスペースの都合を付けるのが難しく、立体的に敷地を確保した方が理にかなっているのかもしれない。
【画像ギャラリー】高いところのバス溜まり!! 全国ビル直結型バスターミナル(7枚)画像ギャラリー
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