■時期によって金額が変わるイールドマネジメント
金額が変動するこのようなシステムは「イールドマネジメント」と呼ばれ、需要が多い場合は黙っていても利用者は買ってくれるので金額を上げ、逆に少ない場合は金額を下げることで需要喚起を促すものである。
JRのような固定された運賃ではなく、日付や曜日、路線や車両ごとに細かく調整されているのが特徴で、航空機や海外の鉄道でも一般的な売り方である。
例えば、金曜日から週末にかけては、旅行へ出掛ける人が多くなるから値段は上がり、平日は逆に利用者が減るので安くなる傾向がある。
当然、沿線で何か大きなイベントが開催されているときには、平日であってもその特定の日付だけ高くなることもある。
■夜間移動も魅力的な高速バス
JR在来線と異なり、夜間移動ができる点も見逃せない。高速バスの場合、JR在来線と同じく約5時間という所要時間だ。
昼行で十分間に合う時間ながら、東京(新宿や羽田空港、TDLからの発着便もある)を深夜に出発して、福島に翌朝5時前後に到着する、という路線が複数運行されている。
同じ5時間でも、これならば時間を有効に使うことができる。それにしても3,000円以下というのは安い…。若い人たちを中心に人気という理由もうなずける。
仕事で移動する人や、お金に余裕がある人は新幹線を使えば良いし、逆にお金に余裕はないけれど遠方へ遊びに出かけたい、という場合には高速バスが使える。
さらに遠方となればLCCやフェリー(夏休み期間中はどうしても割高になるが)という選択肢もある。複数ある交通機関の中から、自分にとって最適な移動手段を見つけて移動したいものだ。
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