■Eクラス 40km以上50km未満
【1位】42.2km/h
斜里バス 網走線
網走駅前→斜里バスターミナル(42.2km/60分)
【2位】39.1km/h
北海道北見バス 常呂線
北見バスターミナル→常呂(47.6km/73分)
【3位】35.7km/h
防長交通
吉部→湯田温泉(45.8km/77分)
【4位】31.0km/h
関越交通 鎌田線
沼田駅前→大清水(46.5km/90分)
【5位】30.8km/h
石見交通 津和野線
医光寺前→津和野温泉(44.7km/87分)
■Fクラス 50km以上アンリミテッド
【1位】42.6km/h
ジェイアール北海道バス 日勝線
様似営業所→広尾(85.9km/121分)
【2位】40.9km/h
名士バス 興部線
市立病院前→興部(68.2km/100分)
【3位】39.6km/h
ジェイアール北海道バス 深名線
深川→名寄(131.3km/199分)
【4位】38.9km/h
北海道北見バス 陸別線
陸別→北見バスターミナル(64.9km/100分)
【5位】38.5km/h
北紋バス 遠軽線
紋別バスターミナル→遠軽(54.5km/85分)
■長距離路線ほど俊足が揃う!!
栄えある結果は上記の通り。やはり距離1ケタkm台の路線系統は、経路の性質上それほど平均速度は伸びない傾向があるようで、平均20km/h台出ていれば結構速いほうになる。
一方で走行距離が30kmを超えたあたりから平均時速40km台という、普通の路線バスとしてはなかなかの俊足ランナーが現れ始める。地域を問わず、やはり郊外を走るバス路線が強いようだ。
■偏るのが当たり前? 距離総合ランク
続いては、距離クラス総合での結果を見てみよう。
●距離総合
【★】42.6km/h ジェイアール北海道バス 日勝線
【2位】42.2km/h 斜里バス 網走線
【3位】40.9km/h 名士バス 興部線
【4位】40.7km/h 網走バス 常呂線
【5位】39.6km/h ジェイアール北海道バス 深名線
絶対そうなるだろうと予想していたとはいえ、法定速度内でも他より速く走れる場所が多く、渋滞や信号待ちも少ない地の利が段違いな、北海道のバス路線が1〜5位まで総ナメした。
1位に輝いているジェイアール北海道バス日勝線は、最初に平均時速GPを開催した2023年からピラミッドの頂点に居続ける、一般路線バス界最速の存在であり、今回もまた揺るぎないポジションをキープした。
また、今年利用して2位に食い込んだ斜里バス網走線は、車両にマイクロバスを使っているのが特徴であり、大型路線車を凌ぐ勢いのスピードパフォーマンスを見せていたのには驚いた。
■「高速車部門」新設
今年から、前回まであった平均時速が特に遅いものを順位付けした「ゆっくり部門」を廃止。その代わりに、ハイデッカータイプの高速車を使用したバスだけを抽出した、高速車部門を新設してみた。
こちらのノミネート条件は前述の一般路線バスとほぼ同様なのに加えて、高速道路を走行しない一般道オンリーのバスであれば、利用方法が通常の高速バスと変わらない予約制の特急バスも対象にしてある。走行距離は問わない。
●高速車部門 結果発表!
【1位】44.9km/h
斜里バス 知床線
斜里バスターミナル→ウトロ温泉バスターミナル(37.4km/50分)
【2位】43.0km/h
阿寒バス 釧路羅臼線
羅臼営業所→市立病院前(165km/230分)
【3位】40.8km/h
道北バス/阿寒バス「サンライズ号」
阿寒バス本社→道北バス本社(319.5km/470分)
【4位】39.9km/h
JRバス東北 盛岡久慈線「白樺号」
盛岡→久慈(109.7km/165分)
【5位】38.8km/h
沿岸バス 留萌旭川線
旭川駅前→留萌十字街(84.1km/130分)
もともと車両本体が速く走れる設計になっているためか、一般路線バス部門の最速路線よりも速いものが上位にランクイン。別部門に分けるのが正解だったようだ。
北海道勢が幅を利かせているものの、一般道オンリーな高速車の路線バスは元データの数が現状まだ少ないため、これから変化が現れてくるかも知れないので、今後が更に楽しみだ。
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