列車もバスも工場も!! JR東海バスの「さわやかウォーキング」であれもこれも見学可能ってマジ?

列車もバスも工場も!! JR東海バスの「さわやかウォーキング」であれもこれも見学可能ってマジ?

 JR東海が定期的に開催しているウォーキング企画である「さわやかウォーキング」。地域や自社関連のリソースを使い魅力的なウォーキング企画を凝らす。今回はバスマニアに限らず多くの人が参加した日程を歩いてみたのでレポートする。

文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■たまには歩こうよ!

ジェイアール東海バスまで歩くんだ!
ジェイアール東海バスまで歩くんだ!

 近頃は健康増進のため多くのサービスがあるが、手軽に始められるのがウォーキングだろうか。近くを散歩がてら歩くのもいいが、誰かを誘って仲間同士で歩くのもいい。

 鉄道会社でも、それぞれの駅を出発地とする無料のウォーキングイベントがどこかで毎週のように開催されている。今回はそんな中からバスに絡んだイベントに参加してきたので、その様子をお届けする。

 1月21日の名古屋駅から出発するJR東海が開催する「さわやかウォーキング」に参加した。「さわやかウォーキング」は主にJR東海管内の駅を出発地、ゴールの駅に設定して周辺の施設やイベント会場を結んで歩くイベントである。

訓練車はなかなか見ることができない
訓練車はなかなか見ることができない

 駅を出ると特設のテントがあり、そこでコースマップを受け取りスタートする。歩くスタイルは自由で、途中には経路案内の看板もあるので迷うことはない。スタートは午前中で、夕方前までにはゴールという流れで、時間はあるのでゆっくりと景色を楽しみながらウォーキングすることも可能だ。

 この日のさわやかウォーキングでは累計参加者数600万人記念コース「列車もバスも工場もさわやかウォーキングであれもこれも」と題し、名古屋駅から周辺を散策しJR東海バス本社・名古屋支店、JR東海名古屋工場、米野公園を周る約11kmのコースが用意されていた。

高速車はマニアでなくても大人気の車両
高速車はマニアでなくても大人気の車両

 朝から多くの参加者が集まると思ったが、折しも朝から無情の雨が降る寒いコンディションでそれほどの人数は集まっていなかった。受付開始時刻の8時になると、列が動き始め筆者もコースマップを受け取りスタートした。

■コースマップを持ってジェイアール東海バスへ!

エアロキング
エアロキング

 降りしきる雨の中、歩くこと約1時間でジェイアール東海バス本社・名古屋支店に到着した。コースマップを見せることで中へ入ることができた。まず出迎えてくれたのは大きな2階建てバスと乗務員訓練車である。

 手前にはスカニア、奥にはエアロキングが展示されていた。じっくり見たいところではあるが、ずっと雨の中を歩いてきたので、まずは軒下を借りるべく車庫を利用したスペースへ入った。

これが欲しかった?
これが欲しかった?

 ここには交換用のタイヤがずらっと並んでいるが、その片隅を使いグッズ販売やリーフレットの配布コーナー、また子供向けのバス釣り(編集者注:魚のバスではなく乗り物のバスを釣る)コーナーなどがあった。

 早速筆者もグッズ販売の列に並んでラインナップを眺めた。目玉商品は先日ネット販売され完売したトミカ「JR東海バス エアロキング」だ。この日はさわやかウォーキングのコースマップを持っている人限定で600台販売されたという。

これから取り付ける運賃箱?
これから取り付ける運賃箱?

 1人1台の限定で飛ぶように売れていく中で、筆者も1台購入した。見渡すと、これからバスに搭載される予定の運賃箱や部品が並んでおり、このような取り付け前の部品を見れるのはなかなか貴重だ。隣の車庫には整備中のバスが並んでおり、納車されたばかりのスカニアがエンジンルーム開放状態で展示されていた。

次ページは : ■エアロスターにエアロキングが見放題!

最新号

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。