■エアロスターにエアロキングが見放題!
見ると側面にはオレンジ色の「HIGHWAY BUS」のロゴがなく、これから塗色が施されるのであろうが、その前の姿を見るのも貴重な体験だ。その隣にはエアロスターのM64-0572号車が置かれていた。
こちらはJR東海バスとしては珍しい一般路線車両で、現在は会社自体が一般路線を持っていないため、なかなか見ることはできないが、ここと車庫の奥に合計2台駐車しているのが確認できた。
以前には乗車するツアーなども開催されたため、いつかどこかで機会あればお目にかかれるかもしれないので、今後の貸切ツアーの動きには注目したい。
さらに車庫の奥にはエアロキングの744-10993号車が休んでいるのが確認できた。こちらはその後、車庫を出ていくのが見れたので恐らく11時発の新東名スーパーライナーに充当されたものだと推測される。
■ダブルデッカー車の威力!
屋外に展示された車両を見ていこう。ここまで歩いてきた人のお目当てであっただろう、エアロキングの744-10991号車である。フロントガラスには「新東名スーパーライナー新宿号1号車」とあり、行き先は名古屋駅行きとなっていた。
2階前列2列はビジネスシートとなっている仕様で、三菱ふそう製の2階建てバスである。2階からの眺めはよく、東名高速線で何度もお世話になったバスだ。
まだ雨は降り続いていたが、それぞれが思い思いにいろんな角度から撮影を行っていた。そしてその奥はスカニア・アストロメガD71-2201号車が置かれていた。
2022年導入の車で昼行便、また夜行のドリームなごや号にも投入されている。残念なことに今回はどちらのバスも車内を見学することはできなかったが、やはりこの大きさには目を見張るものがあるので街中でもかなり目立つ姿だ。
■JR東海名古屋工場
そして最後の1台は乗務員訓練車であるバスである。これもこういう時でないと見ることが難しいバスだろう。また本来ならば訓練車両を使用して子供たちと綱引きをするイベントが予定されていたが、雨天で中止となっていたようだった。
しばらく会場を見て回ったあとは再びコースへ戻り、次はJR東海名古屋工場を見学した。こちらでは日夜走行する鉄道車両の検査、修理や整備を行っている施設でとても広大な敷地となっている。今回はその一部を見て歩くことができ、外装修理中で台車に載せられている383系車両や、213系、313系を見ることができた。
今回のイベントに合わせて行先表示も「さわやかウォーキング」の表示が掲出されていた。できればじっくりと見て回りたかったが、この時間でも雨は本降りな上に、寒さも重なってウォーキングもままならない。
よって一通り見てから足早にゴールを目指して出発した。再び名古屋駅に戻りゴールの受付をしたのは11時すぎ。約3時間少しでの踏破であった。
■たまに当たるか?バス関連ウォーキング
さわやかウォーキングで巡るバスイベントを紹介した。今回は特別企画ということで、必ずしもこうしたバス会社とのコラボレーションが毎回設定されているわけではないが、コースの詳細は駅に置かれたリーフレットのほかネットでも公開されている。
これから春に向けて散策しやすい季節になってくるだろう。各所で開催される春イベントや花を見て歩くコース、史跡や歴史散策を楽しむコースなど様々なものが用意されているので参加できる日に、近くで開催されていれば運動を兼ねて歩いてみるのはいかがだろうか。
【画像ギャラリー】歩けば「列車もバスも工場もさわやかウォーキングであれもこれも」見学可能なJR東海の無料イベントで歩いてみた!(19枚)画像ギャラリー
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