松阪市のバス運賃無料デーで続行便が出るってマジ? 早めに行けばジビエを楽しめる!?

■バスに関心は持ってもらえただろうか?

コミュニティバスも無料だった
コミュニティバスも無料だった

 今回は松阪市で実施された路線バス運賃無料デーをレポートした。3度目となった今年はバス乗り場にも各所に告知がされていて運賃無料デーを楽しむために利用している人もいたようだ。利用の形はさまざまだが基本的なバスの乗り方から、どこかへ出かけるという体験まで1人でも多くの人が参加していればよかったと感じる。

暗くなっても乗りバス組は頑張る?
暗くなっても乗りバス組は頑張る?

 松阪市に限った話ではないが、自治体が運行するコミュニティバスは企業や個人の協賛により運行されており地域負担という形だ。みんなが利用しないと路線の維持は難しい。こういった取り組みについて理解してもらうためにも、バスに乗車して考えてもらえれば話題や関心が集まるのだろう。

 ちなみに今年の運賃無料デーでは先日松阪市で話題になった国宝指定を受けた船形埴輪が展示されているはにわ館、そして発掘された宝塚古墳をこのコミュニティバス「鈴の音バス」で巡るツアーなどが開催された。

運転士不足の中で続行や臨時を出せる三重交通もすごい?
運転士不足の中で続行や臨時を出せる三重交通もすごい?

 運賃無料をどう活用しようかと旅程を練るのもマニアとしては楽しみだが、モデルルートが提示されるのはバス利用促進という点において、有益な試みだっただろう。今後とも気軽に路線バスを利用して、普段気が付かないローカルポイントを目的地として楽しんでいただければ幸いである。

【画像ギャラリー】松阪市のバス運賃無料デーで続行便が出るってマジ?次回は早めに行ってジビエを楽しみたい!(19枚)画像ギャラリー

最新号

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。