テイクアウト専門のコッペパン
綾瀬は常磐線と千代田線が乗り入れるので都心部に直通できる便利な立地だ。駅を中心に常磐線に沿って商業地が広がる。特にガード下はバスターミナル部分を除き、ほぼ商業施設で埋まっているので非常に便利だといえる。
ここに人気のコッペパン専門店がある。記者の年代だと給食でおなじみのパンで懐かしさと、給食用のお世辞にも美味しかったとは言えない思い出がある。若い方には最近のほんのり甘くて美味しいコッペパンは比較的ポピュラーな新しいパンなのかもしれない。
おかず系とデザート系とおやつ系
店名は「焼きたてコッペ製パン」だ。製パンという名の通り、作りパン屋だ。店内で粉からパンを焼き、中におかず系の惣菜やフルーツやクリーム等のデザートを詰めて販売している。
同店はなんとあの「丸亀製麺」を運営しているトリドールが手がけている。うどんと同様に粉と店内調理にこだわりコッペパンを提供している。しかも綾瀬にしかないので、取材日現在はここ1店だけだ。
朝7時から開店しているため、近隣に早朝営業している飲食店が少ないことからおそらく夜勤明けだと思われる駅員や警察官や消防士が予約注文して買いに来ることもあるとか。そんな朝食需要はもちろん、日中はやはり女性客が多く夕方からは晩ごはん需要が多くなる傾向にあるそうだ。
いろいろと食べてみたが、懐かしい「きなこ」たっぷりの揚げコッペや、がっつり食べることができる焼肉、女子に大人気のフルーツホイップあたりが定番で、どれも食べ応えがあり満足できるコッペパンだ。
近くの公園でまったりとコッペパン!
やはり、おかず系が人気の中心だが、女性にはケーキの感覚で食べることができる「いちごショート」も大人気。駅近くの公園ではベビーカーで赤ちゃんをあやしながら一休みするママや、OLさんが昼休みを過ごしていた。
ちなみに店頭には表立ってメニュー表示はしていないが、言えばデリバリー用に販売しているパンを食べるために作られたパン好きの牛乳やカフェオレ、ミルクティーも売ってくれるので、飲み物が欲しい場合は一声かけてみるといいだろう。
ラッシュ時は非常に混雑する綾瀬駅だが、日中はのどかな時間が流れる公園もあり、時間があれば数十種類もあるコッペパンを買いに行くためだけにバスや鉄道で行く価値はありそうだ。ただし新小51系統は常時混雑しているので、お戻りのバスは早めに並ぶことをお勧めする。
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