【新型コロナウイルス情報】バス業界の新型コロナ対策ニュースまとめ

【新型コロナウイルス情報】バス業界の新型コロナ対策ニュースまとめ

 新型コロナウイルスで大きく生活様式が変化してきているものの、やむを得ない通勤や通院、そして通学などでバスを利用する人は多いことでしょう。

 しかしながらバスといえば密室に近いイメージやコロナウイルス流行初期にバス運転手の感染報道もあり、利用者にとってもバスを運行する事業者にとっても不安を感じているケースが多いように思います。

 そこでバスマガジンWebではこれまで報じてきた「新型コロナウイルス対策」のニュースをこちらの記事にまとめました。

 今後も安心してバスを利用できるため、そして運行を続けていただくために活用していただければと思います。

文:バスマガジン編集部


■バスメーカーの新型コロナウイルス対策まとめ

【三菱ふそうが自社製バスの換気時間を発表/2020年5月21日記事】

 三菱ふそうが2020年5月19日にプレスリリースを発表した。「観光バスの新型コロナウィルス新生活様式対応への機能周知について」というリリースは同社製品の換気時間などを詳細に示したものだった。

 バス製造メーカーとして納品先の事業者のみならず、利用客にも対して大きな安心感になるだろう。

【バス運転席の飛沫感染防止対策商品を発売 〜いすゞ自動車 〜/2020年6月16日記事】

 いすゞ自動車から、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた取り組みとして、運転席の飛沫感染防止対策商品が発売された。

【三菱ふそう製バス 新しい生活様式に対応した換気システムの実験結果を公開/2020年7月1日記事】

 三菱ふそうでは、新型コロナウイルス対策に向けたバスにおける新しい生活様式として、バス室内の密閉を防止し、室内の換気を行う「外気導入固定運転」を推奨している。

■バス事業者の新型コロナウイルス対策まとめ

【WILLERが“with コロナ対策” 第一弾を施し6月1日より運行再開/2020年5月25日記事】

 高速バスを運行するWILLER EXPRESS(ウィラーエクスプレス)株式会社は、withコロナの長期化を見越し利用客が安心して移動できるよう、運行再開に向けた3密回避、および衛生管理の対策を整え発表した。

【西東京バスが6月ダイヤ改正 輸送力維持と過密防止の「特別ダイヤ」を強化!/2020年6月22日記事】

 西東京バスは、6月1日よりダイヤ改正を実施している。緊急事態宣言が解除になったことを受けて、朝夕時間帯の輸送力維持と過密防止のための増回を拡大実施するもの。また運休していた夜間深夜時間帯のバス運行を再開する。

 物理的に狭いバス車内では過密になりやすい。安心して乗車できる環境構築に向けて、新型コロナウイルス感染拡大を予防する取り組みを実施。

【コロナ対策万全で増便再始動!! WILEER ReBornが空間除菌消臭装置を装備/2020年7月9日記事】

 各バス事業者が新型コロナウイルス対策を模索するなか、WILLER EXPRESS株式会社がオリジナルシートReBorn搭載車両に空間除菌消臭装置を設置。さらに県をまたぐ移動の解禁によりニーズが高まる中、運行便数を増便。安心安全と利便性を両立するWILLER EXPRESSの取り組みを紹介する。

■バス関連団体/企業の新型コロナウイルス対策活動まとめ

【バス業界はコロナでピンチ  高齢化が進む日本の「移動」をどう守る?  バス業界有志が緊急提言へ/2020年4月24日記事】

 先行きの見えないコロナ禍。自動車業界も大きく打撃を受けているが、忘れてはいけないのがバスへの影響だ。

 ベストカーが擁するバス専門誌『バスマガジン』によると、観光バスや高速バスが特に大きな影響を受けているという。

 都道府県をまたいだ移動の自粛が必要となり長距離バス移動が実質的に難しいこと、そしていわゆる「3密」に当てはまるバスの環境が大きな要因となっている。

 専門家に現況を解析してもらい、今後のバス業界がいかに難局を乗り越えていくのか分析してもらった。

【バスもコロナに備えろ!! 日本バス協会が事業者向けの指針を発表/2020年5月8日記事

 コロナウイルスの影響で多くの事業者が営業自粛を続けており、経済的な負担がかかってくる方も多い。そんななか、バス事業者は乗客の需要がないのに運行を続けないとならない「公共交通としての使命」がある。

 しかし乗客はもちろん、バス運転士、そして整備士などバスに関わるすべての人をコロナウイルスから守る必要性もでてきた。

 そこで公益社団法人日本バス協会が「バスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を2020年5月14日に発表した。

【「コロナ」後のバス業界へ!! 専門家が「生き残りロードマップ」公表/2020年5月21日記事】

 高速バスマーケティング研究所(横浜市、成定竜一代表)がこのほど、「『新型コロナウイルス感染症』危機以降のバス事業ロードマップ」を公表した。

 必要な人のために運行を続けたい高速バス。コロナ後のいわゆる「出口」はどのように設けるべきなのか。専門家の意見を紹介しよう。

【“コロナ後”のバス業界再生へ、専門家らによる緊急フォーラム開催。国土交通大臣も登場!/2020年6月1日記事】

 新型コロナウイルスによる外出自粛で、多くの業界が打撃を受けた。バスを含む交通業界もそのひとつだ。しかも、乗客が急減しても「走り続けないといけない」使命も負っている。当然、走れば走るほど赤字は膨らむ。

 そもそも、地方の路線バス事業は赤字基調で、それに「コロナ」が輪をかけた。まさに「交通崩壊」の一歩寸前。

 そこで、交通事業者や大学の研究者、コンサルタントら有志による団体が立ち上がった。オンラインで緊急フォーラムを開催し、業界の現状や今後必要となる取り組みを議論し、支援を訴えたのだ。バスやタクシー事業者、自動車メーカーら800人以上が参加した大型フォーラムの内容を紹介する。

【バス乗車時にはもはや必須アイテム!? 「つり革グリップ+α」の非接触アイテムが登場/2020年6月8日記事

 創業50年のプラスチック成形会社である株式会社リョウケは、新型コロナウイルス対策として、接触感染を防ぐアイテム「守っ手(MAMOTTE)」を5月20日に販売開始した。

 同社に出社する社員が漏らした「電車でつり革を触りたくない」「バスの降車ボタンやエレベーターのボタンを押したくない」「ドアノブを握りたくないなど」等の不安な声が聞こえてきたという。

【触媒でバスはコロナに備える!? 公共交通車両専門の抗菌/抗ウイルス触媒が登場/2020年6月21日記事】

 愛知県の接触触媒ベンチャーであるダイヤニウムは、公共交通機関車両等の抗菌・抗ウイルス施工の需要に応えるため、専門部署を設置し対応するという。

 新型コロナウイルスの完全な収束がいまだに見えないなかで、不安を感じながら日常生活を取り戻すべく活動している新たな技術だ。

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