現実世界とバーチャルが融合
もちろん空だけではなく、見た方向にも現実の風景に、さまざまな現実ではありえない光景が重なっており、物語が進むにつれて徐々に現実の風景からバーチャルの世界に変化していく。つまり現実対非現実の割合が変化するのだ。
終盤は完全にバーチャルの世界になり、バスが空を飛んでいる光景になる。もうどこを走っているのかわからなくなっている。ただしオープントップなので走行風はダイレクトに感じる。
バーチャルで飛んでいるのだが、肌で感じる風が一層バーチャルの世界に現実味を持たせる。ここがオープントップバスでなければならなかった大きな理由のひとつだろう。
最後は現実世界に戻るので、急に引き戻された不思議な気分になっていると出発地点にピタリと停車していた。本ツアーは試験段階だが有料ツアーとして募集して実施された。
数少ないエアロキングに乗車できるチャンスになるか?
京浜急行によると、今後はルートや運行時間、コンテンツの内容を参加者の意見を聞きながら精査し、秋から冬にかけて本格的な運行を目指すという。
バスファンとしては新しい観光コンテンツを体験すると同時に、乗車チャンスが極端に減ってきたエアロキングに乗る機会としても次回の運行に期待したいところだ。詳細は京浜急行のホームページに掲載される予定なので秋から冬にかけては要チャックだ。