ボンネットバスが廃車の危機!! 四国交通次第で動態保存も可能ってなに!?


 1982年から定期観光バスとして活躍してきたボンネットバスのいすゞBXD30。これまで何度も故障&修理を繰り返し、苦労しながらも運行してきたが、2021年11月に車両の劣化を理由に引退となってしまった。

 しかし今や貴重な存在のボンネットバス。ファンやマニアから惜しむ声が多く寄せられたことから、四国交通は動態保存すべくクラウドファンディングを開始! 歴史的バスの動態保存に踏み切ったのだ!! 果たしてどうなる!?

文:三条桐葭
編集:古川智規(バスマガジン編集部)

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製造から55年経過し引退……ファンから惜しむ声多数

 この車両は車体各所の腐食が進み、またエアコンもないことから運用の限界と判断され、2021年11月28日をもって引退した。阿波池田バスターミナルで引退セレモニーも行なわれたが、SNSなどで引退を惜しむ声が、さらにFM徳島で紹介され、やはり同様の意見が多数寄せられた。

いすゞBXD30

 同社では引退後の運用を模索している中で、クラウドファンディングによる動態保存の提案があったようだ。ボンネットバスの存続を応援するファンやマニアが多数いること、そして車両そのものの価値が高いこともあり、これを利用して動態保存することに踏み切ったものだ。

動態保存叶えばゲリラ運行も!?

 プロジェクトが成功したあかつきには、これまでの定期観光バスとしての運行ではなく、広く多くの人が乗車できるように貸切バスとしての運行や、一般路線でのボンネットバスによるゲリラ運行も計画されている。

 さらに地域への恩返しとして、地元小学校のバスの乗り方教室や、とくしまバスまつりへの参加等、古い車両だが多くの人に楽しんでもらう方策を練る。

シンプルな運転席

 クラウドファンディングは5月25日にプロジェクトを開始し、実施期間を78日間に設定する。8月10日で終了とし、その直後からボンネットバスの改修を開始する計画。返礼品の発送は11月上旬から行なわれる。

返礼品にはマニア必見の廃車部品も!

 返礼品の内容は当該ページでご確認いただきたいが、3000円から30万円まで多彩な品を用意している。支援金の額によって種類と件数が異なるが、おおむね次のものが贈られる。

・お礼のメッセージ
・ボンネットバス修繕時の廃材を使用した、名刺サイズのシリアルナンバー入りボンネットバスクラウドファンディング支援証明書仕様

・オリジナル立体ポストカード
・オリジナル切手シート
・ボンネットバス歴史アルバム(支援者のお名前入り)

・廃部品1/ 四国交通バス社章
・廃部品2/ 貸切バス行灯
・廃部品3/ 高松空港線運行時の行先表示板 など。

さらに支援金が高額になると
・ボンネットバスを撮影するツアー参加権
・廃部品の行先方向幕仕様:路線バス用/ 前幕
・廃部品の旧運行系統図

・阿波池田バスターミナルで掲示したダイヤ改正前の運行系統図
なども用意されている。廃車発生品やボンネットバス修繕時の廃材から作られる返礼品は支援数が限定されているので、人気が出そうなモノはお早めに。

 プロジェクトの目標金額は715万円だ。ボンネットバスの保存に関心がある方は応援してみてはいかがだろうか。

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