丸ビルから東京駅まで貸切バス移動だと?「麒麟百年新幹線」が強烈すぎた!!

丸ビルから東京駅まで貸切バス移動だと?「麒麟百年新幹線」が強烈すぎた!!

 2023年4月3日に「麒麟百年」ブランド発表会・麒麟百年新幹線&ブランド出発式が行われた。貸切バスや貸切新幹線が登場した大規模な取材機会になった。その模様をレポートする。

文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■主役は「麒麟百年 極み檸檬サワー」!?

N700S車内でのフォトセッション
N700S車内でのフォトセッション

 キリンが今回発表したのは、レモンのおいしさを残しながらも、心地よい酸味とうまみを合わせ持った“ビール酵母発酵果汁“によるレモンのうまみを生かした新ブランド「麒麟百年 極み檸檬サワー」だ。

 記者発表会は東京駅丸の内口前にある丸ビルで行われた。これは通常どの企業でも行うごく普通の発表会だ。発表会では多くの記者やテレビ局が入り、ゲストとしてCM起用された西島秀俊さんが登壇した。

 通常であれば最後はフォトセッションや囲み取材があるのだが、そういったものは一切なく報道関係者は即移動となった。

■ハイデッカーに乗ってどこへ行けと?

日の丸のエアロバス
日の丸のエアロバス

 発表会の後は試飲会や担当者インタビューがあるのが通例だが、丸ビルに横付けされた2台の貸切バスに案内され乗車する。報道関係者で丸ビルでの発表会だけの取材組はバスには乗車せずに解散であるが、その他は全員バスに乗車する。2台で100名近い報道関係者が乗車した。

 この貸切バスは日の丸自動車興業のエアロバス。ハイデッカー車の座席には後日に撮影や試飲ができるように、「麒麟百年 極み檸檬サワー」2本組が置かれていて、座った座席から持って帰ってくださいということのようだった。

■新幹線ホームでは華々しく出発式

新幹線ホームでの出発式
新幹線ホームでの出発式

 同社によるとこれから始まる新幹線でのイベントの要旨は次の通りだ。「百年以上の歴史を持ち、様々な人の出発の場であり続ける東京駅から百年以上培った技術を注ぎ完成した「麒麟百年」が出発~キリンの本気。

 そして百年先も愛され続けるブランドへの想いを込めた「麒麟百年新幹線」~東海道新幹線のぞみ号1編成16 両を貸し切るというメモリアルなニュースと、メディアの皆様及び、一般のお客様にブランドの世界を体験いただくことで、私達キリンが「麒麟百年」ブランドに込めた想いを一足早くお伝えします。」

 東海道新幹線1編成16両を貸し切り、東京からCMの撮影地である京都まで向かおうという内容だ。囲み取材がなかったのはこのためで、すべて車内で行うようだった。

 その前に西島さんによる出発式だ。抽選で当選したラッキーな一般招待客は指定された号車に乗車済みだったのか、ホームには報道関係者だけがいる状態だ。

 先の丸ビルから東京駅までのわずか10分足らずの貸切バスの理由はここにある。団体列車なので各自が乗車券類を持ち、各自で乗り込むわけにもいかない。

 貸切乗車券は1枚なので全員で同時に改札を通らなければならないからだ。わずかな距離でもバラバラになるわけにはいかないので、貸切バスを用意したというわけだ。

 バスは東京駅の日本橋口につけ人数を確認した後で、全員でホームに上がった。東海道新幹線の当該ホームには「団体」の発車表示があり、ホーム上ではこれから1時間は営業列車はないことがアナウンスされている。つまりホーム1面2線はこの列車のために完全に空けているということなのだろう。

 狭いホームで西島さんによる出発式を行うのだから、営業列車の一般客がいると収拾がつかなくなることが予想されるので、このような措置になったようだ。なお東京駅の出発式までの取材で終了する記者はここで解散だ。

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