運賃箱など最新鋭のバス運行機器も展示……『バスフェスタ2023inモレラ岐阜』が熱すぎた!!

運賃箱など最新鋭のバス運行機器も展示……『バスフェスタ2023inモレラ岐阜』が熱すぎた!!

 数年ぶりに行動制限もなかった2023年の大型連休は各所で渋滞や混雑のニュースが流れ、かつての賑わいを思い出させるようであったが、そんな例に漏れず筆者も少しお出かけしてみた。連休中に開催されたバスのイベントの様子をお届けする。

文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■岐阜バスのICカード乗車券

岐阜バス
岐阜バス

 ゴールデンウィークがスタートした4月29日、岐阜県本巣市にあるショッピングモール「モレラ岐阜」にて岐阜バスが主催する『バスフェスタ2023inモレラ岐阜』が開催された。

 筆者が向かったのはJR岐阜駅で、モレラ岐阜へ向かうバスが出ている。時刻表を見ると1時間に1本程度だが、逃してしまうとしばらくはバス停で待つことになるので注意が必要だ。

 また事前にバス案内所で見てみると所要40分、運賃は420円だという。案内所で乗車券を購入可能ということなので買っておいたが、岐阜バスは独自にサービスしているICカード「ayuca(アユカ)」のみが利用可能。その他のSuica、マナカ等の鉄道系ICカードには非対応である。

岐阜バス乗車券
岐阜バス乗車券

 実は岐阜バスがICカード乗車券を導入したのは2006年と早かったのだが、運賃箱の改修などに費用がかかるため、なかなか踏み切れないうちに今のような状態になったようだ。ただ2024年からはいよいよ相互利用開始が予定されているので、それまではICカード利用は注意していただきたい。

 JR岐阜駅からバスに揺られること約45分で会場であるモレラ岐阜に到着した。天気予報では雨ということであったが、まだ降り出してはいないようだ。会場へと向かうとまずは岐阜バスが目に入った。

 こちらはおえかきバスで、専用シートに子供たちが書いたイラストなどを貼り付けるもの。貼り付けたおえかきバスは現在走行しているということで、描いた子供たちは見つけたら嬉しいだろう。

事業者別バス停の展示
事業者別バス停の展示

 ほかにも屋根下のスペースにはミニゲームを楽しむコーナーやキッチンカー、今回参加しているバス会社の地域にゆかりのある特産品の販売、また今回参加しているバス会社のオリジナルグッズの販売やバスに関するスマホアプリの紹介宣伝のコーナーなどがずらっと並び、とても賑わっていた。

次ページは : ■会場にはレシップ製品も展示!

最新号

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。