■会場にはレシップ製品も展示!
そしてメインであるバスの展示コーナーも見学した。今回は主催の岐阜バスのほか、名阪近鉄バス、濃飛バス、北恵那交通、本巣市市営バスの展示というなかなか豪華なラインナップだった。
岐阜バスの展示車両は2023年導入の新車ということで、ICカードに対応した運賃箱が設置されているほか、運転席後ろにはデジタルサイネージとドライバー異常時対応システムも搭載されていた。
ちなみに各所に掲示されていたがこれらの装置は、LECIP(レシップ)という会社の製品だが、この会場である本巣市にある会社ということでそれも含めて紹介されていた。地元の企業の製品がこうして目に見える形で活躍しているのは嬉しいものである。
また他のバスも県内の違う地域を走るバスで、当地では見ることのできない車両が並ぶ機会はとても貴重である。
この中では北恵那交通の路線バスが「北恵那電車カラー復刻バス」であり、かつて中津川市を走っていた北恵那鉄道線の車体カラーをイメージした車両となっていて、懐かしさを覚える人もいるかもしれない。
車体に書かれている「563」とは当時走っていた車両番号を表している。そしてナンバープレートは、導入した2022年が北恵那交通株式会社設立100周年を迎えたということで、この数字になっているとのことだった。
■ベンツの連接バス・シターロGの姿も!
バスの並びとは別の場所に置かれていたのが岐阜バスが導入した連節バスである。メルセデス・ベンツ製の大型連節ノンステップバス「CITARO-G」であり、東海地方ではこの岐阜バスのみが所有している。「清流ライナー」という愛称もあり岐阜市内を運行している。
シターロGは展示ではなく、主に子供たちと綱引きをするため置かれていた。そのため車内に入っての見学はできなかったのだが、この大きさはやはり連節バスならではであり堂々としている。
綱引きの様子も見れるとよかったのだが、ちょうどイベント時間に合わせて雨が落ちてきたので中止になってしまった。午前の回は無事行われたということなので、子供たちは楽しんだだろう。
■各地のバスイベントはこれから本格開催か?
『バスフェスタ2023inモレラ岐阜』の様子をお届けした。コロナの影響でイベント開催が難しかったが、制限の緩和や解除を受けて、こうして人を集めるイベントが開催できるようになったことはファンならずとも嬉しいことではないだろうか。
もちろんまだ完全に不安がなくなったわけではないので、それぞれで感染対策は必要だろうが、複数事業者のバスが一堂に会するまたとない機会なので、近くでバスイベントが開催される時にはぜひ参加してみてはいかがだろうか。
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