■運賃改定
羽田空港線の運賃は現行から100円から200円程度の値上げになる予定。一方で成田空港線は200円から400円程度の値上げになる予定。いずれも路線により異なるので、詳細はホームページ等で確認していただきたい。
合わせてWeb回数券や企画乗車券の発売額も値上げされる。企画乗車券や一部の路線における回数券、WEB割引が廃止される路線もあるので、ご利用の路線の詳細についてはご確認いただきたい。
■物価高・燃料高・運転士不足のトリプル苦
バス事業者に限らず最近は特に地方の鉄道会社でも乗務員不足で運行本数を減らす措置が取られているニュースが流れる。世の中は「持続可能」というキーワードであふれかえるが、持続どころかすでに減便せざるを得ない状況だ。
これは公共交通機関の危機であると認識しなければならないのだが、制度も収益も一向に改善しない中で、物価高や燃料高までが襲ってきて待遇改善による乗務員確保の計画がままならなくなっているのも確かだ。
それでも空港輸送に特化している事業者とはいえ、需要に応じて増便できるのは企業努力というべきだろうか。もちろん、それに伴う運賃の値上げという代償はあるが、空港への足がなくなってしまうよりはマシであると考えなければならないだろう。本当になくなっていまい、不便になって気が付いても時すでに遅しという地方交通の事例はいくらでもある。
決して安くない空港へのアクセスだが、大きな荷物をもっていても家の近くから空港ターミナル前までハイデッカー車の階段以外はなく一直線という利便性は空港バス以外にはできない芸当だ。利用者全員で少し負担して、空港バスを守る気持ちで利用したい。そして事業者にはもっと便利でもっと快適なバスを運行してほしいと願うばかりだ。
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