はとバスがまたまたマニア向けのツアーを開催! “ロープウェイの運転士ってどこにいるの?”

はとバスがまたまたマニア向けのツアーを開催! “ロープウェイの運転士ってどこにいるの?”

 はとバスは、湘南モノレールと小田急箱根との3社コラボレーション企画「空中散歩の裏側探検!湘南モノレール車両基地見学と箱根ロープウェイの仕組み解剖」ツアーを1日限定で運行する。最近はマニア向け企画旅行が充実してきた感があるはとバスだが、今回はどんな内容なのか詳細を見てみよう。

文:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■3社周年記念の特別ツアーの中身とは?

箱根ロープウェイ
箱根ロープウェイ

 はとバスは創立77周年を迎えた。そんな「ラッキー7」が並んだ年に、開業55周年の湘南モノレールと、開通65周年の箱根ロープウェイとともに、3社の「これまで」と「これから」をつなぐ節目の周年ツアーを企画した。いわば周年記念の特別ツアーというわけだ。

窓がないオープンエアゴンドラ
窓がないオープンエアゴンドラ

 東京の京橋からはとバスで出発し、箱根の桃源台駅からロープウェイに乗車した後、箱根ロープウェイの運転司令所・技術区を訪問する。ロープを動かすモーターなど、普段は見られない設備のほか、日本初の窓のないオープンエアー型ゴンドラ「ROPESTER」の見学等、ロープウェイ運行の裏側を体験する。

大涌谷駅展望エリア
大涌谷駅展望エリア

 その後に大涌谷駅の展望エリア「ちきゅうの谷」から運行中のロープウェイを間近に眺め、新たな魅力を見つけようという趣向のようだ。

■湘南モノレール乗り放題で解散!

大船観音と湘南モノレール
大船観音と湘南モノレール

 箱根から早川漁港を訪れ「地魚3種盛り丼」で相模湾の恵みを堪能した後は、大船駅から湘南モノレールに乗車する。湘南深沢駅から普段は入ることの出来ない深沢車両基地へモノレールの車両を上から観察できる貴重な機会だ。運転室では車内アナウンスやドアの開閉など、様々な体験が予定されている。

 ツアーには湘南モノレール1日フリーきっぷをセットしたことにより、湘南深沢駅で解散後は江ノ島で開催しているイルミネーション「湘南の宝石」を楽しむルートにもお出かけ可能。乗って、見て、体験してと、乗り物ファンはもちろんのこと、大人も子供も社会科見学として楽しめる企画だ。

湘南モノレールの車両基地
湘南モノレールの車両基地

 湘南モノレールは懸垂式のモノレール線で日本にはここと千葉都市モノレールでしか採用されていない。1日乗車券で全線乗ればわかるが、アップダウンやカーブ等、一般の鉄道や軌道、他のモノレール線にはない起伏に富んだ路線を楽しめる。

 こうなった理由については、もしかしたらはとバスのガイドが詳しく楽しく丁寧に説明してくれるかもしれないので、本稿では述べないがアトラクションとしても楽しめる路線であることだけは間違いないだろう。

■ツアーの詳細

帰りは乗り放題きっぷ付き!
帰りは乗り放題きっぷ付き!

 ツアー名称は「空中散歩の裏側探検!湘南モノレール車両基地見学と箱根ロープウェイの仕組み解剖」で、運行日は2025年12月6日(土)の1日限り。料金は大人18900円、小人17900円だ。

 ツアー行程は、東京・京橋駅のりば(7:00出発)=箱根ロープウェイ(ロープウェイ乗車&運転司令所・技術区などの裏側見学)=早川漁村・海舟(昼食:本日の地魚3種盛り丼+味噌汁)=湘南モノレール(大船駅~湘南深沢駅・乗車)=湘南モノレール車両基地(普段は見られない深沢車両基地に潜入!ドア開閉体験など)=湘南深沢駅・解散(16:30 頃予定)

本日の地魚3種盛り丼の例
本日の地魚3種盛り丼の例

 販売席数は32席ということだ。やはり普段は見ることができないところを見ることができるのは、マニアでなくても興味をそそるところだ。これに体験も付いているので、いうことないのではないだろうか。そのような楽しいツアーが今後も企画されることを期待したい。

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