はとバスは、ジェイアール東海バスとのコラボレーション企画 「『つばめ』と『はと』の幸せの黄色いバス@ 富士スピードウェイ」 ツアーを 1 日限定で運行する。東京と名古屋が拠点の両社と、ジェイアール東海ツアー ズの協力により実現した企画だ。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
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■コラボレーション企画の内容
ツアー当日、ジェイアール東海バスは、JR東海所属の新幹線電気軌道総合試験車923形0番代「通称ドクターイエロー(T4編成)」の引退を記念して登場した『黄色いバス』で、名古屋から出発するツアーを運行する。一方、はとバスは、レモンイエローの『はとバス』で、東京(京橋)より当ツアーを運行する。
ちなみにドクターイエローが全廃されて二度と見ることはないと勘違いしている方が多いが、引退するのはJR東海所属のT4編成(923形0番台)で、ほぼ同仕様でJR西日本所属のT5編成(923形3000番台)は引き続き運転されるので、ドクターイエローを見る機会はまだある。
そして両社のバスがモータースポーツの聖地『富士スピードウェイ』で顔を合わせる。はとバスの乗客は、はとバスでサーキットを1周した後に、サーキット上で両社の記念撮影タイムに突入。
その後はジェイアール東海バスの『黄色いバス』に乗り換えて、もう1周する。現地ではツアー限定のバスステッカーやオリジナルフラッグなどが用意される予定だ。また参加特典として、両社が地元名古屋・東京から用意したお土産を交換してそれぞれの乗客にプレゼントされる。バスマニアとしてはいかない手はない。
■ツアー概要
ツアー名は、『つばめ』と『はと』の幸せの黄色いバス@富士スピードウェイ。運行日は2025年2月24日(月・祝)で、料金は大人16500円、小人15000円(お土産付き)。
行程は、京橋駅のりば(9:00 出発)=富士スピードウェイ(サーキット走行・サーキット上で写真撮影)=富士スピードウェイホテル(昼食:はとバスオリジナルメニュー)…富士モータースポーツミュージアム(入館見学)=富士モータースポーツフォレスト ウェルカムセンター(入館見学)=東京駅(18:30 頃予定)。販売席数は38席限り。
■共同運行…でもないのが逆に魅力?
複数の事業者が共同でバスマニア向けツアーを組むということはよくある。しかし、離れた2社が双方から異なるツアーを出して、1か所で合流して企画イベントを開催してまた戻っていくというツアーはあまり聞いたことがない。
これがむしろ魅力なのかもしれないが、サーキットをバスで走れる非日常と現地に限り相手方のバスに乗れるのも楽しみだ。さらに土産品を東京と名古屋双方から輸送し、現地で交換してプレゼントするという企画内容も楽しそうだ。
バスマニアにとってはバスに乗車している時間こそがツアーの重要な要素なので、9時出発で18時30分着という往復やイベント、撮影時間を含めての約9時間30分はバス三昧の至福の時になるだろう。
はとバスツアーでは定評のある緻密な調査に基づく昼食メニューにも注目したい。バスマニア向けのツアーでは昼食なしや、あっても弁当だけというちょっとアレなツアーが目立つのも事実だ。しかしはとバスが企画すれば昼食も完全に楽しんでもらう気満々なはずなので、こちらも期待してよさそうだ。
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