読者の皆様はどのような年末年始を過ごしただろうか。筆者としてはやはり年の始まりは神社へ参拝し、1年の無事を願いたいところだ。今年最初のレポートは毎年参拝をしている伊勢エリアでのバス運行についてお届けしたい。
文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■式年遷宮は確実に近づいている!
やってきたのは三重県伊勢市で伊勢神宮が置かれている。「日本国民の総氏神」とされる天照大御神を祀る全ての神社の上に立つ神社として、面積では伊勢市の約3分の1を占める。内宮と呼ばれる皇大神宮は約2000年の歴史があり、ご神体は三種の神器の一つである八咫鏡(やたのかがみ)である。
また最近テレビなどで有名になっている「式年遷宮」は関連する125社全てで行われ、20年に1度、新しく作られた新宮へと遷される。次回は2033年秋で、まだ7年はあるのだが関連行事は昨年から始まり、少しずつ式年遷宮への準備は始まっている。
そんな賑わいを見せる伊勢神宮とその周辺であるが、今年は正月三が日の参拝者数が内宮と外宮で計42万6544人となり、前年より約1万人増となった。そして参拝客の移動を支えるのが公共交通機関であるバスというわけである。
筆者が着いたのは伊勢市内にあるスポーツ施設「三重県営サンアリーナ」である。ここは伊勢神宮とは特に関係はないが、当地では大きな駐車スペースを利用したパーク&ライドが行われているからである。このパーク&ライドは伊勢神宮周辺の交通渋滞解消のため伊勢地域観光交通対策協議会が実施しているもので、年末年始やゴールデンウィーク、お盆の時期などに行われている。12月31日~1月5日、10日~25日の土日祝日に交通規制が、1日~4日、11日にパーク&ライドが行われる。
■外宮は人気薄?
まず駐車場の入口で係員に駐車整理料として1000円を支払う。すると渡されるのが領収書と駐車場の場所と名称などが書かれたチラシだ。この領収書が次に利用するシャトルバスの乗車券を兼ねている。係員の誘導で駐車スペースに車を止めるといよいよ伊勢神宮へと移動だ。
バスは既に乗車位置に待機していた。車内が満員になるかある程度の時間が来たら出発する仕組みだ。各駐車場からは伊勢神宮の外宮行きと内宮行きのバスが出発しており、どちらかの選択乗車だ。まずは外宮から参拝したいので外宮行きのバスに乗車したが、なかなか出発しない。
前述の通りある程度の乗車か、ある程度待つと出発する流れのようなのだが、やはりどっちに行くかとなった時に内宮へ向かう人が多いようで内宮行きのバスはすぐに満員になって出発していくが、外宮行きはなかなか人が乗車してこない。
これは参拝ということもあるのだが、内宮周辺におはらい町やおかげ横丁など買い物や散策するスポットがあるためのようで、扉の前で行き先やスポットの場所を聞いてバスを乗り換える人もいるなど、どうにも外宮の人気がないところを感じることとなってしまった。
結局筆者が乗車してバスが動き出したのは15分後とやや時間をロスすることになってしまった。案内によればここから外宮までは25分で着くようだ。行き先などの簡単なアナウンスが入り、バスはサンアリーナを出発し伊勢市駅方面へと向かった。途中目立った渋滞などもなく順調に走ったバスは予定通り25分で外宮のバス停に到着した。
バスを降りると次々と外宮方面へと向かっていく。外宮のバス停は外宮前交差点にあるのだが、パーク&ライドバスは伊勢市駅近くの県道沿いに設けられた特設バス停で降車する。すぐ横には高速バス「伊勢市駅前」バス停があり、外宮というよりも伊勢市駅の方が近いような感じだ。
また駅から外宮へと向かう参道からは1本隣の道となるため、ここには人通りはほとんどなくどちらに向かって歩いていけばいいか迷うほどだ。筆者は一旦伊勢市駅に行ってから改めて参道を歩いてみることとした。人気がないと書いたがそれでも電車などで伊勢市に来た人の多くは伊勢市駅で下車し、外宮を目指すため参道は混雑していた。
外宮前交差点は参拝に向かう人と内宮へ向かう人、このエリアにある飲食店に並ぶ人などで多くの人が滞留していた。この時期は通常のバス停にも時刻表通りバスが発着するのだが、裏手の広場に臨時バス乗り場が設置され内宮前バス停まで直通のバスが運行されている。
ノンストップで行けることと、高速バス車両が運用されているため高い確率で着席して移動できるということがあるのでこの乗り場から乗車する人がほとんどのようだ。













コメント
コメントの使い方