現役バスガイドが楽しく真剣に仕事の魅力や大失敗談を赤裸々に語る「へっぽこバスガイドの珍道中」、前回に引き続きバスガイドが言葉ではなく文章で観光ガイドをする。行った気になってお読みいただきたい。今回はお待ちかねの浅草グルメの案内をする。
文/写真:町田奈子
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
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■浅草のグルメ旅スタート!
では、浅草でバスを降りて定番の観光案内をしたところから再スタート。「前回は浅草の基本情報をご紹介しましたが、今回はお待ちかねの“食”のお話です。正直に申し上げますと、浅草はお腹を空かせて行くのが正解です。浅草で『ちょっと小腹が空いたな』と思ったら、まず思い浮かぶのが仲見世商店街。約250mの参道に約89店舗が並ぶ、まさに誘惑ロードです」
「まずおすすめしたいのが、浅草寺側から入ってすぐ左手にある「九重」の揚げまんじゅう。外はサクッと、中はほくほく。定番のあんこはもちろん、カスタード・カレー・もんじゃ味など種類も豊富です。甘いもののあとにしょっぱいもの、そしてまた甘いもの、気づけばもう一周している自分がいます。浅草、恐るべしです」
「なお、仲見世は食べ歩きが禁止されています。お店の前や人の流れを妨げない場所でいただくのがマナーですので、揚げまんじゅうに夢中になりすぎないようご注意ください」
■定番の雷おこしは奥深い?
「さて、浅草土産の二大巨頭といえば、雷おこしと人形焼です。雷おこしは江戸時代後半、雷門付近で売られていたことから名付けられました。『雷除け』の意味や、『家を起こす』『名を起こす』に通じる縁起物として親しまれてきました」
「雷門近くにある常盤堂の雷おこしは、いちごミルクやミルクティーなど現代風のフレーバーも豊富で、試食ができるのも嬉しいところです。どれにしようか真剣に悩む時間もまた楽しいひとときです」
「一方、人形焼は明治時代初期に浅草で誕生した焼き菓子です。当時の浅草は見世物小屋や芝居小屋が立ち並ぶ賑やかな町でした。その人気にあやかり、七福神や五重塔、鳩など縁起の良い形に焼き上げたことが始まりといわれています」
「人形の形をした焼き菓子であることから『人形焼』と呼ばれるようになりました。七福神を一つずつ味わうのも良し、思いきって頬張るのも良し。食べられる縁起物として、今も多くの人に愛されています」
■やっぱり和スイーツ!
「甘いものがお好きな方には、舟和の芋羊羹もおすすめです。さつまいもの風味をそのまま感じられる、しっとりとした上品な味わい。一つから購入できる気軽さも魅力です。色とりどりのあんこ玉は、見ているだけでも心が弾みます」
「そして最後にご紹介したい手土産に最適なのが、観光センター近くにある亀十のどら焼きです。ふわふわの生地にたっぷりの餡が詰まった一品は、開店から行列ができるほどの人気ぶり。早めの時間に訪れるのがおすすめです。購入できた日は、少し誇らしい気持ちになります」
■次回は周辺のとっておきの見どころ
「歴史ある町・浅草。その魅力は建物や文化だけでなく、味の中にも息づいています。浅草を訪れた際は、ぜひ由来や願いに思いを馳せながら、ゆっくりと味わってみてください。きっと、お腹も心も満たされるひとときになることでしょう」
浅草でお気に入りの美味しいものは見つかっただろうか。食べ歩き(仲見世ではない外れたところで食べましょう)や手土産選びであっという間に時間が経過してしまうだろう。貸切バスで立ち寄った場合は集合時間の制限があるので、全部回るのは難しいだろうが、自分の計画で浅草にやってきた場合にはこの記事で予習をして挑んでいただきたい。
公共交通機関の場合はねらい目のお店や施設により降車バス停を選ぶと実はスムーズだ。都営バスの場合は浅草周辺だけでも7つの停留所がある。雷門から仲見世通りを進む定番コースだと、浅草雷門バス停がどの公共交通機関よりも近い。
それ以外にも目的地により、浅草公園六区、浅草一丁目、浅草寿町、雷門一丁目、東武浅草駅前の各バス停があるので、みんくるガイド(都営バスの路線図)を手に各ターミナルから浅草に向かおう。次回はもっと浅草観光をしたい方のために、周辺の見どころを案内する。
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