1回の使用は12分
マスクを着けて電源を入れると早速、電極から電気刺激が感じられる。顔全体に化粧水を塗っておいた方が良さそうだ。刺激の強さは本体やリモコンで行えるが、刺激のパターンは全自動。12分間に定期的にパターンが変わるので美顔器を使用したことのない記者にしてみれば、フェイスマッサージを受けている感じで気持ち良い。
そのマッサージの間に化粧水ジェルは電流によりイオン化し、肌に浸透していく。このダブルの働きでかつ、移動中や外出先でも使用できるのがミソだ。
今回使用した新幹線は言うに及ばず、高速バス車内はエアコンで乾燥しやすい環境なのでマスクをしていて美顔できるのは移動時間を有効に活用するので無駄がない。なお化粧水は専用品でなくてもよく、市販のものや手持ちのもので構わない。
美容液を記者が勝手にコラボ
では化粧水よりもさらに上位の美容液ではどうだろうか。美容液は日常使用する化粧水の上位版なので、一般的には化粧水よりも高価で毎日使用するものではない。これを前述の美顔器と合わせた結果、高速バスで使用「すべき」セットになったのでさらにレビューを続ける。
ダイセルが販売する美容ブランド「WELLMETHOD」のフェイスマスクは美容液がたっぷり浸った1回分。オールインワンゲルは試供用として非売品で作られていたものの、出来があまりにも優秀だったために顧客から市販を要望されて市場に出た一級品だ。
フェイスマスクをして美顔器!
このフェイスマスクは1回使いきりなのでパッケージを開封して取り出し、広げると、もう美容液がしたたり落ちてくるくらいたっぷり入っている。トロっとした美容液が付いたまま顔に乗せて約10分。これにさらに美顔器マスクをしてEMSをオン。美顔器は1回12分なのでタイマー代わりに終了するまで装着しておく。
すでに顔全体にフェイスマスクが乗っているので顔全体に電気刺激が伝わる感じがする。この使い方では見た目的にさすがに新幹線では違和感があるので、夜行バスで消灯後に行うのが正しい。
次に同じくらいの配合であるオールインワンゲルを手に取る。フェイスマスクに含まれる美容液よりも粘度が高いので、たれる心配はない、適量を顔全体に塗り、後は同じだ。これならば、時と場所を選ばず徒歩でも路線バスでもOKだ。
美顔器は通常のマスクと考えれば毎日使うものなので、家にいるときに限らず外出時にどんどん使える。また美容液は毎日とはいかなくても定期的なケアや、翌日即活動が基本の夜行バス乗車時には最適なケア方法だろう。
これほどバス乗車時に向いた美顔器は他にはなく、化粧水や美容液とともに意識の高い男性にもいいだろう。
使用感の表現は男女で異なる
普段化粧をしない男性からすると保湿を最大の任務とする化粧水や美容液は「ベトベト」という表現になることが多い。一方で女性が表現すると「しっとり」となる。
これは慣れの問題で、記者がオールインワンゲルを使用した時にはべとつく感覚だったが、時間が経過しても簡単には「乾かない」のがいわゆる「しっとり」感なのかと認識した。
エアコンで乾燥する車内で簡単には乾かないというのは、保湿されているということだ。新幹線よりも客室が狭く一晩かけて走行する夜行バスではなおさらだろう。
価値観の問題かもしれないが、男性の記者でもEMSにより肌に浸透する化粧水や美容液の力に圧倒されたくらいだ。今回は時間と撮影の都合上、夜行バスではなく新幹線で試してみたが、女性はもちろんのこと男性も少しお高いマスクとアフターシェーブローションを購入するつもりで使ってみてはいかがだろうか。
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