中央高速を爆走する信濃特急「伊那線」はこのルート最強の交通機関だ!!


 今回の乗りバスレポートは中央高速バスのひとつである伊那線だ。新宿から駒ヶ根バスターミナルを往復した。減便ダイヤで運行されているが、実際の乗車はどのようになっているのかも含めてレポートする。

文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)

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バスタ新宿で撮りバスからスタート

 中央高速バスは京王バスの登録商標なので、名乗れるのは基本的に京王が運行に関与している路線だ。便数が多くポピュラーな富士五湖線や甲府線の他にも中央自動車道全域に路線網がある。伊那線はバスタ新宿から伊那バスターミナル・駒ヶ根バスターミナルを経て伊那バス駒ヶ根車庫までの路線だ。

乗車したのは0735発の駒ヶ根行き

 駒ヶ根市は長野県南部に位置し、中央アルプスと南アルプスに囲まれた自然豊かな地である他に、周辺地域を含めて精密機器産業が発達している地でもある。

 さてバスは座席は指定制なので、バスタ新宿に向かい発車案内を確認して発車番線を確認して並べばよい。0735発の便は京王バスの担当だ。

京王セレガ登場!

 京王バスの日野セレガが入線し、改札が始まった。バスタでは車両後方から改札しトランクを開放してあるので必要な人は自分で荷物をトランクに積んでから乗車する。合理的な改札方法だ。

駒ヶ根行きの改札がスタート

 首都高速に入り中央道を走る。座席は4列だがシートピッチは広くフットレストが広く非常に実用的だ。とって付けたようなモノとは違う。これでゆっくり快適に乗車できそうだ。

休憩は双葉SA

 中央道の本線バスストップでも乗車扱いをするが、長く走っている路線なので需要があるのか数は少ないものの乗車がある。

 概ね4時間の乗車だが、休憩は中央道の双葉サービスエリアで行う。停車時間は約15分だ。双葉SAには高速バスストップが設置されているが、伊那線はあくまでも休憩のための停車であって乗降扱いはしないのでバス停には付けない。

バスストップがあるが休憩のための停車なのでバス専用駐車帯に停車

 双葉SAを出ると中央道は南アルプスを迂回するように回り込む。そして本線バスストップで降車扱いが始まる。時間帯にもよるのかもしれないが、意外にも降車は多くバスの利便性はあるものだと実感する。

 伊那ICから一般道に入り、伊那バスターミナルで大半が下車、そのまま一般道で駒ヶ根バスターミナルを目指す。

駒ヶ根バスターミナルは高速バス専用?

 駒ヶ根バスターミナルは建物の1階部分をスルーするような形状なので、バスは一度建物の裏側に回りターミナルに入り降車扱いをする。1面1線なので伊那バス駒ヶ根車庫行きも、新宿行きも同じ場所に停車する。

 以前は建物の中に発券施設や待合室があったのだが、現在は閉鎖され発着ホームにベンチが置かれているだけである。伊那バスのターミナルだが、伊那バスに駒ヶ根市内線はほとんどなく、つまり駒ヶ根市を走る定期の路線バスはほぼ高速バスのみという状況になっている。

高速バス専用ターミナルになってしまった駒ヶ根バスターミナル

 もっとも駒ヶ岳ロープウェイに行く路線バスはあるが季節運行だ。駒ヶ根市民はどうやって移動しているのかと聞いてみると、運転免許を持つ人は自家用車、通学は飯田線で駅までは自転車か原付か家族が自家用車で送迎するのが一般的だとのこと。

 では若い人が遊びに行くときは飯田線や中央線を乗り継いで松本や長野に行くのかと問えば、高速バスで新宿または名古屋に行ってしまうとのこと。なるほどバスの需要はあるはずだ。

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