ローカル路線バス乗り継ぎの旅でも苦労してるよね……県境を跨ぐ路線バスってどれくらいあるの?

最長はやっぱりあいつ! 県境越え路線バス走行距離TOP5

 県境越え路線バスは片道どれくらいの距離を走行するものが多いのか。約1.8km〜170kmまでと相当な開きがあるものの、100km以上を走る路線は1つしかなく、他は10km台が目立つ。今回抽出した62路線で平均すると約21kmだ。特に走行距離が長い路線TOP5は!?

(5)鹿児島交通 志布志駅前〜都城線(鹿児島県/宮崎県) 約39km
(4)備北交通 作木線 三次中央病院〜道の駅グリーンロード大和(広島県/島根県) 約41km
(3)南国交通 佐潟口〜水俣車庫線(鹿児島県/熊本県) 約43km
(2)宇和島自動車 宇和島駅前〜宿毛営業所線(愛媛県/高知県) 約63km
(1)奈良交通 301・302系統 大和八木駅〜新宮駅(奈良県/和歌山県) 約170km

 一位はやはり、上昇型運賃の話(詳しくはコチラ!)で登場した、奈良交通301・302系統がぶっちぎりだ。この路線を特徴分けすると、鉄道路線と鉄道路線に挟まれたエリアを乗り換えなしで向かえる交通手段、または、鉄道がまったくない地域を通って駅と駅を結ぶ路線、に該当する。

 昔は相当な数があったと聞くものの、今や絶滅危惧種に近づくほど珍しくなった県境越え路線バス。もし、お住まいの近くにそんなバス路線があったら、週末にちょっとバス散歩に出かけて、境界を跨いでみるのも楽しいはずだ。出発前に時刻表の確認だけはお忘れなく……。

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