■人と交通が足りないというジレンマが!
その周央サンゴさんが動画の中で言っていたのが「人と交通の便だけが全く足りていない」というのである。 時刻表を見ると1時間に1本、開園前の時間には2本ほど。
さらに春・夏・冬休み期間中にはもう1本増発されているようだが、確かにこの本数ではテーマパークに行くには物足りないかもしれない。
しかこれまでは、この本数でも十分なほど、志摩スペイン村へ行く人は少なかったということでもある。
ただこのコラボイベントの混雑によりその状況にも変化があったようで、三重交通もバス停の行列の長さに対応して臨時バスをどんどん出すようになっていた。
駅前のロータリーには常時数台のバスが待機していて、いつでもバス停にいる係員の指示で運行できるようになっていた。おかげでできた行列の割には早くバスに乗ることができた。
志摩スペイン村までは約13分ほどで到着する。長いというほどではないが直通バスというわけでもないので、途中のバス停にも止まった後に到着する。ただ今回は臨時バスに乗車できたおかげで直行することができた。
この時間なら徒歩でもと思うかもしれないが、道中まあまあのアップダウンもありつつ1時間弱かかるので、歩く場合は覚悟しておこう。
■さらに帰路は賢島駅へも行ける!?
園内は天気がよかったのと日曜日、そして周央サンゴさんコラボイベントのおかげで筆者もこれまで何回か行ったことはあるのだが、見たことがないくらいにとても混雑していた。絶叫系のコースターに乗り、パレードを見たり買い物をしたりと十分に楽しむことができた。
夕方になり、今度は帰りのバスに乗ることになった。行きと同じく鵜方駅に向かえばいいのだが、持っていた切符が鵜方駅前のほか、賢島駅前にも行けるものであったので、せっかくならと賢島駅前まで行くことにした。
志摩スペイン村からは同方向になるので乗り場は同じなのだが、しばらく待っていると臨時バスとは違うバスがやってきた。行きと違って高速バスタイプのバスである。
■なんとセレガR登場! 帰路は快適仕様だ
ほぼ満員となって出発した。まず先に鵜方駅前に向かってから賢島エリアにあるホテルを回って賢島駅前へ向かう路線となっている。車内は4列シートとなっていて今ではあまり見かけなくなった補助席が付いたものとなっている。
さらに現在使用されているのかは分からないが、前方2列ほどは女性優先席というヘッドカバーが設置されていた。最初の鵜方駅前でほとんどの人が下車し、残った数人を乗せて再びバスは出発した。予定よりやや遅れて30分ほどで賢島駅前に到着した。
というわけで志摩スペイン村を1日楽しんできたわけであるが、臨時バスとして運行されたバスの中には路線バス車両以外にも高速バスタイプの車両も運用されていたということもあるので、短い乗車時間ではあるがどんなバスがやってくるのかも楽しめそうである。
また伊勢志摩周辺の観光にお得な近鉄の企画きっぷ「まわりゃんせ」を使えばこの路線のほか、伊勢志摩エリアのバスに4日間乗り放題という乗車券も付いてくるのでバスの旅を満喫することも可能だ。
また志摩スペイン村についてはコラボイベントはすでに終了しているが、これから外を歩くにはいい季節になってくるので、スペインの風景を擬似体験しつつ絶叫マシンを楽しむのもよし、本場スペイン料理に舌鼓を打つのもよし。
スペイン人ダンサーによる臨場感たっぷりのフラメンコショーを体験するのもよし。そして何よりも伊勢志摩の海と空の自然にも触れて、また何度も訪れてもらえるようになれば、実は三重県民の筆者もとても嬉しい限りである。
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