■アドベンチャーワールド
さて、そのアドベンチャーワールドは和歌山県西牟婁郡白浜町にある。ジャイアントパンダの話題が大きいため、動物園というイメージが強いが他にも水族館や遊園地もあり、形としてはテーマパークというイメージでいいだろう。
園内にはジャイアントパンダをはじめ、世界中の陸・海・空の動物たち約120種・1,600頭が暮らしている。そして4頭のジャイアントパンダは2頭ずつ分かれて入口近くにある「パンダラブ」という施設と北側にある「ブリーディングセンター」の2つで見ることができる。
既に開場直後から多くの来場者が詰め掛けており見る人の長い列が伸びていた。筆者は屋外展示をしているブリーディングセンターを見学した。時間がお昼ということで美味しそうに竹を食べている姿を見ることができた。
施設は非常に混雑していたが、係員がしっかりと時間を区切って観覧場所の前後の入れ替えなどを行っていた。よって程度はまんべんなくパンダの姿を見れていたのではないだろうか。
■復路は定期便で!
そして筆者も帰りの列車が近くなってきたのでアドベンチャーワールドを後にすることとした。来た場所と同じところから帰りのバスは出発するようだ。行きと同様、これだけの人数を運ぶには定期便だけでは足りないので何台もバスが待機していた。
行きは駅のバス乗り場に長い列が出来ていたが、閉園ぎりぎりまでパンダの姿を見たい人が多かったからなのか、列は出来ていなかった。表示には系統番号と白浜駅とあったので定期便の路線バスのようだ。係員の説明によればこのバスが白浜駅に先に到着するということだったので乗車した。
バスは出発すると往路の経路とは違う方向に走り出し、経由地の「とれとれ市場前」で停車した。ここは「とれとれパーク」という施設の中の海鮮マーケットで、他にも温泉や宿泊施設、釣りエリアなどがあるリゾート施設だ。行きは直行バスだったが帰りは定期便なので各停で、地元の人たちが乗降する姿が見られた。終点の白浜駅に到着すると急ぐように停車中のくろしお号に流れて行った。
■熊野三山へも明光バスで行ける?
今回は和歌山県、南紀白浜にあるアドベンチャーワールドを結ぶ路線バスについてお届けした。パンダは6月28日に関西国際空港から中国へ向けて飛び立った。既にその影響は出ているようで、週末にも関わらずバスは空席が目立ったということで、今後も輸送実績としてはかなり厳しい状況であることは想像に難くない。
ただ、そうも言っておれないので、白浜町の地域の足として公共交通機関としてがんばってほしい。またアドベンチャーワールドには他にも多くの動物が屋外展示という形をとっていて、近くでその動きや生態を見ることができる。やや園内は寂しくなったとはいえ、ゆっくりと満喫してほしい。
明光バスは熊野三山を回れるようにハイデッカーで山道を3時間近くかけて白浜・田辺から新宮まで行く快速バスも運行しているバスファンには隠れた名路線もあるので、明光バスで乗りバスも楽しんでいただきたい。
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