■今は運転士不足でどこも残業前提か?
ただしバス業界全体の賃金は決して高いとは言えないのは事実で、記者のように正業を持ちバイトでバスの運転をする身であるから、のんきなことがいえると言われればその通りだ。
しかし、副業であれば結構な収入であることから、フリーランスや自分で勤務を決めることができる職業をお持ちの方でバスが好きであれば、ある意味で魅力的な職業であるともいえる。
どのバス事業者も運転士不足で現在では減便や路線廃止を余儀なくされるほどの苦境に陥っている。よって一人の運転士に割り当てられる仕業そのものが残業前提で組まれている事業者も多いだろう。
正社員で賃金が安いことが分かって入社しても、結果的に想定よりも多かったという話を取材で現役運転士から聞いたことがある。基準は人それぞれなので、一概にどれが正解とは言えない。
安いと思う人には勤まらない職業であり、そうでない方には魅力的な仕事であるというのが目下のところの記者の結論だ。少なくとも初給料日を迎えた記者は満足だったことは事実である。
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