路線バスのなぜ!! シート配置と種類はありすぎるワケ

都市型だったら都市専用ってこと?

 都市型やラッシュ型と名のつくだけあって、こういった内装のクルマは人口の多い都市部に限って使われるのだろうか? 軽く動向を探ってみると、決してそうでもない。

 1日に5本くらいしか便数のないローカル路線バスにも、1人掛けシート主体のラッシュ型に近い内装の車両がフツーに使われている。

 ここでバス車両の履歴を調べてみると何となく事情が見えてくる。バス車両は同じ事業者の中で転属する場合がある。

 車体番号やナンバープレートを確認すると、元々は利用率の高そうな地域の営業所に投入されたクルマであることが結構多い。

 また、都会で使われていた車両を中古で購入して運用する地方の事業者もごく一般的に見られるため、ラッシュ型内装の路線車が閑散路線を走る光景はそれほど珍しくない。

 反対に、超混雑路線に郊外型内装の車両が使われる例は、積み残しや乗降時に遅延する問題が出てしまう可能性が高く、かなりレアケースと思われる。

 1人掛けと2人掛け……車種が同じでも内装に違いが出るのは、最初に車両を投入する路線の需要が深く関係しているわけだ。

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