豪雪で道路事情が厳しいエリアが各地に……雪でバスが止まる条件ってある?

雪すら攻める最強の公共交通機関!! 一般路線バス

 公共交通機関中、悪天候でも「まず止まらない」存在感を放つのが一般路線バスだ。

積雪が予報された日、時間通りにバスがやってきた
積雪が予報された日、時間通りにバスがやってきた

 雪の多い地域へ冬場に赴くと一般路線バスはごく普通に運行しているし、首都圏で雪が降ると最後まで動いているのが一般路線バスとタクシーであるほど、かなり雪耐性の強い乗り物と言える。

 高速道路に比べると積雪ですぐ通行止めになってしまう一般道は少なく、自ずと路線バスが止まる可能性も高速バスより低くなる。

 また、雪の際に自分でクルマを運転するのを避けバスに流れる需要が少なからずある。そんな時に路線バスは渡りに船な頼もしい存在となってくれる上、事業者的には商機につながる。

 さすがの一般路線バスも雪で止まる可能性はゼロではなく、前述のように乗務員が確保できない時をはじめ、経路上の道路が積雪で使えなくなった場合、暴風雪などを理由に運休となった事例が見られる。

 高速バス/一般路線バスとも、雪によりバスを運休させる際の数値的な条件というものはなく、国や自治体が定めた高速道路/一般道の通行止めの基準に合わせる他は、総じて「あいまい」にしているのが一般的なようだ。

 何よりも安全運行が重要であるため、無理に線を引くよりも柔軟性を持たせておいた方がより効果的ということなのだろう。

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