ピーク時には1日8往復していた48チェリーライナーが山交バス1社で運行していたってマジ!?

■宮城県から山形県、天童へ……そして終点の街、寒河江へ!!

 トンネルを抜ければ山形県東根市。さくらんぼ収穫量日本一の都市・寒河江市が有名だが、東根市のほうが収穫は多いとのこと。しかし確かにフルーツ街道の名の通り、かなりの数の果物店があちこちに見られる。そして天童市へと進入。

 温泉地と将棋の駒で名高い立派な町だ。降車客の多くは回数券を利用しているようで、なんと定期券で降車していく常連さんもいた。

 天童を後にして寒河江に向け、整備された道幅広い道を行く。今までの山間部ではなく田園風景の一般道だ。遠くに月山が姿を現すと、つい見とれてしまう。そのうちに寒河江の町に入った。営業所でも降車客があり、その後、寒河江駅終点に到着。

 数年間運行が続いた48チェリーライナーだったが、時間帯にもよるのだろうが、遅延も出て残念さを感じた。しかし利用者は多いとはいかなくても、前述の回数券使用者など、常連者も多いようだ。

 そんな中、目に入った地元新聞から人手不足の言葉が目立った。全国的に多かった路線廃止のひとつになってしまったわけで、より深く残念さを感じた。

【画像ギャラリー】山形〜仙台はドル箱路線!! 高速道路は使わず国道48号線をひた走る48チェリーライナー(9枚)画像ギャラリー

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