■初乗り運賃=だいたい清涼飲料水1本分?
特殊区間を除いて運賃が均一になっている事業者も7箇所あり、それを差し引いた93事業者分では前述の結果になった。単純に金額だけで言うなら、最低100円〜最大220円と、2倍以上の開きが見られる。
初乗り運賃は事業者が勝手に決めて良いものではなく、国に届け出た上で、国が定めた上限値を超えないように金額を決めている。
しかも上限MAXの金額を適用することはほとんど無いため、最高値の220円の場合でも安めに設定してあるはずだ。100円となれば相当な努力が窺い知れる。
公共交通機関が運賃の値上げを届け出ると、決まって引き合いに出されるのが初乗り運賃だ。「初乗り」は、どちらかと言えば実際に利用する時よりも、値上げ時の目安として使う機会のほうが多い気がする。
上記の中にも、近日中に運賃の値上げが発表されている事業者もいくつかあった。しかしながら、全国の初乗り運賃を平均値で見ると今のところ100円台をキープしている。短距離で利用する限り、路線バスはまだまだリーズナブルな乗り物という印象だ。
ちなみに初乗り運賃が適用される区間の距離はどれくらいまでかと言えば、こちらもバラバラ。一般的には2kmくらいを目安にしているようだが、均一運賃や特殊区間ではない路線で、5〜6km程度まで初乗り運賃が続く事業者もあった。
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