■実は意味が違った[冷房車]ステッカー
1980年代のバスを振り返ると、クーラーを搭載していた車両には、青系を主体にデザイン化された「冷房車」のステッカーが必ず貼られていた。リアルタイムで見た向きには大変懐かしいワンポイントだ。
この冷房車ステッカーは飾りではなく「警戒標」と呼ばれ、当時のバス用クーラーが積んでいた冷媒(高圧ガス)の関係で、法律上貼らないとダメなものだった。
当時は非冷房車も併せて使われており、冷房あり/なしを区別するためステッカーを貼り、利用者に対して良質なサービスをアピールする目的だと思われていたフシが強いが、図らずもその役割まで十分に果たしていたと言える。
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