【バス運転士不足問題】2024年のバス業界を占うと結局はこの問題にたどり着く!?

■銀行は救ってくれたけどバス会社は救ってくれない

バス事業者はさすがに親方日の丸ではない
バス事業者はさすがに親方日の丸ではない

 かつて日本の銀行が不良債権を抱えてつぶれかけた際には最後の護送船団ともいうべき一時国有化というミラクルな手段で資本注入をして救った。しかしバス会社にはこんなことはしてくれない。金融機関と公共交通機関という違いはあるが、地方ごとの交通対策は結局は地方自治体が負うことになる。

 あまり明るい年とは言えないが、運賃の値上げは全国のバス事業者が続々と行っている。これらの増収分が運転士の待遇改善に回り、ひいては運転士になりたい人が増えることに期待するしかない。

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バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。