■説明しなくたって大丈夫?
バス停標識は独特な形をしている。「全体の形を見ればどんな物だか分かるでしょ?」のような前提でデザインされたかどうか定かではないが、文字によるバス停の説明は一切なく、標識のプレートの上段にバス事業者の社名を入れているパターンも少なくない。
また、バスの路線名や愛称などが文字で記されているバス停標識も見られる。このタイプはコミュニティバスの停留所でよく使われる。
ユニークに感じた例としては、標識の円形プレートの中段に停留所名があるところまでは普通ながらも、上段に記されている文字が「ワンマンカー」だった逸品。
確かに車掌さんが乗車していた時代なら区別する必要があったハズ。当時作られたものがずっと現役を通している、もしくはワンマン主流に変わった以降に作り直しているが、昔の名残でそのままにしたのかもしれない。
■もはや文字すら不要!! 図版系にお任せ
文字ではなく図版を盛り込んだバス停標識もまた、「のりば」系と肩を並べるくらい頻繁に見つかる。このタイプでは、標識の最も上の部分にバスのピクトグラムが記されている。
バリアフリー関連に則った共通のバスピクトが使われる場合が多いようだが、事業者によっては自社オリジナルのピクトグラムを採用している。
また、自社の社紋やシンボルマークを入れているタイプや、ちょっと珍しいが事業者のマスコットキャラクターを看板役に据えたバス停標識も各地で活躍中だ。
■普通にコンボします
標識によっては、「のりば」とピクトグラムや“BUS STOP”の表記を組み合わせたり、社紋と社名両方を記したり、空いているスペースに入る限りの文字/図版各種情報をてんこ盛りにした「よくばりコンボ」だったりと、合わせ技は普通に行われる。
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