1960年代の路線バス改変期にタイムトリップ!! それは隣接事業者の広域合併が行われた時代だった……

1960年代の路線バス改変期にタイムトリップ!! それは隣接事業者の広域合併が行われた時代だった……

 交通ジャーナリストである筆者の鈴木文彦氏が、約50年に及ぶ取材活動の中で撮影してきたアーカイブ写真。ここから見えてくる日本のバス史を紐解くこの企画。今回はバス事業者の組織改編が頻繁に行なわれていた時期をご紹介する。

 現在各地のバス事業者が乗合バスを営業しているエリアは、戦時統合によって形づくられ、各県1~3ぐらいの事業者が運行する形で定着したところが多い。

 ただ、戦後まもなくの時点ではもう少し細かく複数の事業者がエリアを分けていたところもあり、1960年代に近隣事業者の合併によって今の形ができたケースも少なくない。

 そこには戦後の大手私鉄資本の動きや、そろそろバス・地方鉄道の経営事情が厳しくなっていく中で競合などを排して共倒れを防ごうと考える動きが交錯していた。

(記事の内容は、2023年11月現在のものです)
執筆・写真/交通ジャーナリスト 鈴木文彦
※2023年11月発売《バスマガジンvol.122》『写真から紐解く日本のバスの歴史』より

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