■最後尾に乗ると良くわかる?
高速バスに乗る機会があれば、最後尾に乗車してみていただきたい。最後尾に座っている自分よりも12メートル前で運転している運転士がさばくハンドル操作で動かすのは、運転士の後ろ約2メートルの位置にある前タイヤなのだ。
それは前に乗っていても不思議な感覚だろう。曲がるときに乗用車ではありえないくらいに前まで突っ込んで曲がる。そうしないと12メートルの内輪差で後輪がとんでもないところを通ってしまうからだ。
しかも運転席よりも後ろにある前輪を操作しているのだから、車両感覚が身についていないと安全に曲がることができないのだ。何度も言うがプロの運転士が1メートルの差で運転できないということでは決してない。乗客の乗せて走るという自覚があるから少しでも異なる環境で不安があるのであれば、払拭してから乗務したいというプロ精神なので。
そんな1メートルの差でも大変だということも少しだけ理解して乗っていただければ、住民の「足」としてのバスのありがたみが増すのではないだろうか。
【画像ギャラリー】同じ大型バスでも1メートルの差は大きいので訓練が必要!全長の違いはでかい?(9枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方