■今も残る「連絡バス」
では、現在も「連絡バス」の呼び名が定着しているバスにどんなものがあるか。その代表格と言えるのが、主に駅〜空港を結ぶアクセスバスだ。
バス会社の公式名称/慣用表現いずれの場合も、空港へ行くバスのことを自然に「空港連絡バス」と呼ぶ機会はごく日常的に思える。
また、ターミナルの建物が複数に分かれている空港に用意されている、ターミナル間を移動するためのバスを「連絡バス」を称している所もある。
空港の他に「連絡バス」の文字が残っているものに、駅〜カーフェリーの乗り場へ向かう一部のアクセス用バスが挙げられる。空港もカーフェリー乗り場も“港”な点では共通か。
港系から離れたところでは、駅〜大学キャンパスや、学校内の施設間移動に用意されているバスもまた、一部で「連絡バス」の総称が充てられている。
■リムジン=連絡バス?
あくまで日本国内に限った話ではあるが、最近は英語のアルファベットが併記されているバス停標識やバスの行先表示をよく見かける。
そんな多言語対応の標識や表示器に「連絡バス」と日本語で書かれていた場合、その対訳はどうなっているのか。
公式の名称として「空港連絡バス」と書かれている2社のバスを見ると、英語表記では“Airport Limousine”と“Airport Limousine Bus”になっていた。
また、空港ターミナル間移動の「連絡バス」の対訳は“Shuttle Bus”。とどのつまり、今は連絡バス=リムジンバスであり、シャトルバスともほぼ同じ意味になる、ということらしい。
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