■マニアック渋谷ツアー
渋谷と聞いてスクランブル交差点を思い浮かべるのはお約束かもしれないが、AIさんは少しディープな渋谷ツアーをやりたいのかもしれない。
3回目の「渋谷の交差点を走る路線バス」に、スクランブルどころか交差点の要素が一切含まれていないのが、AIさんの絵に描いたような渋谷離れを物語る。きっと渋谷のあんまり人が行かない穴場に凝ってるんだろうな〜。
お題のメインとなる車両は白色にオレンジのワンポイントが入った、ミドルデッカータイプのトップドア車のように見える。作動中によじれたのか左右のワイパーブレードがもつれてグチャグチャに折れ曲がってるのがポイント。
2パターンあるうち、1枚目は恐らく公園通りで、2枚目はやや新宿っぽいような右車線走ってるけど。舗装路に敷かれた線の類を気にし始めるとキリがなくなる模様。
■AIさんの心の迷い(?)
5つめのお題「都営バスの車庫」では、屋内型の車庫をテーマに仕上げてきた様子。
青、赤、シルバー、白に塗られたハイデッカータイプの高速車が、まるでショールームのように並んでいる光景がAI流都営バスの車庫らしい。車の色からして都営バスの要素はゼロである。
背景の構造物群から何となく横浜らしさが伝わってきた、前回の「横浜市営バスと山下公園」には大きな変化が。
良く晴れた緑鮮やかな並木道を背景に、ゴルフコースのようなコンクリ道を走る、白と赤のツートンに塗られた右ハンドルの高速車が描かれていた。
山下公園にも並木道はあるけれど、前回に比べるとヨコハマ成分が急激に減ってしまって、もしかしてAIさん心に迷いができて、イメージ通りに絵が描けないスランプに陥ってるのかな? などと勘ぐりたくなった。
■だんだん良くはなっている
3回目の結果を踏まえ、描かれたバス車両のクオリティに注目した場合、生成AIの絵にありがちな、最初から壊れているパーツをツギハギしてムリヤリ貼り合わせたような、いびつな箇所がだいぶ少なくなって、真っ直ぐなところは真っ直ぐと、全体的な輪郭がハッキリして見やすくなった。
また、テキトー感の激しかった、ウインカーや反射板といった、バス車両に付いている細かなパーツの表現も、8カ月のうちに“それっぽく”配置されるように変わっており、進歩はしているようだ。
とはいえ、本当に「パッと見る分には何とか耐えられる(悪く言うなら騙せる)」程度に留まっているのが現状ゆえ、過信すると却って面倒くさいことになるのは1回目・2回目から不変かつ、AIさんにお手伝いを頼む際に忘れてはいけない鉄則でもある。次はちょっと別のAIさんで試してみるか……。
【画像ギャラリー】生成AIバス作品集〜2025年7月版〜(13枚)画像ギャラリー
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