■責任問題はどう解決する?
交通事故に対するバス運転士の責任が広すぎることは前述の通りだが、これは昨今叫ばれているバス運転士の待遇問題というよりも、立法の範疇である。事業者ではどうすることもできない問題なので、立法府に考えてもらうしかないのだ。
想定できない場所からの飛び出して車内事故が発生した場合の運転士の責任たるや、月給を100万円もらっても埋められるものではない、待遇とはまったく次元の異なる問題である。運転中は事故の有無とは関係なくい常時付きまとうストレスだからだ。ストレスが重なれば運転環境は悪化し、事故を起こしやすい状況になるのは想像に難くない。
そのような状況の中で、バス運転士は日夜ハンドルを握っている。記者のようなたまにしか乗務しない<臨時運転士ならばストレスはリセットもできようが、毎日の仕業でこの繰り返しでは体力よりも精神力の強い方が勝ち状態になってしまう。果たしてそれでよいのであろうか。働き方改革よりも、制度的な改革が急がれる問題なのかもして\れない。
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