■部品販売はなし?
バスの手前には顔はめパネルが設置され、子供連れの家族などが記念撮影に利用していた。ここには路線バスしか展示されていないが、パネルはガーラの貸切車のイラストなのでハイデッカーの運転士やガイドの気分?になれそうだ。イラストではあるが車体にはちゃんと車名も書かれているのがこだわりを感じさせる。
テントでは三重交通のグッズが販売されていた。今年はバス部品の販売はなかったのだが、新商品のバス停の形になった丸型のランドリーネットや伊勢地区で走行している連節バス「神都ライナー」のグッズ、バス停の形のアクリルスタンドや缶バッジ、バスコレクションや過去の三重交通グッズの販売もあり、多くの人がグッズを買い求めていた。
また会場内では電気検測車「はかるくん」や先日リニューアルした観光列車「つどい」、電動貨車、入換用電気機関車デ32形などが展示され来場者がお気に入りの角度からシャッターを切っていた。そして例年なら敷地いっぱいに県内外の鉄道会社のブースが並びグッズ販売を行っているのだが、今年はその様子を見ることができない。
それもそのはずで、今回は塩浜会場と白塚会場の2つがあり、それぞれでエリアを分散しているのである。筆者は午後からは白塚会場へ向かうこととした。
■路線バスあり!な会場
今回のイベントのために運転されている臨時列車に乗ってやってきたのは白塚駅である。ここに隣接する白塚車庫が白塚会場となっている。こちらでは軌陸車・高所作業車の展示や、ひのとりミニ電車の運転、シミュレーター体験やワークショップの開催、また車庫では車両床下体験や三重県の応援ポケモンであるミジュマルが描かれた「ミジュマルトレイン」を使った洗車体験などが行われた。。
イベントは事前応募のものが多いため、当日やってくると見るだけという内容が多い。それでも臨時列車が到着すると多くの人が会場へ向かい、普段感じることのできないイベントに歓声が上がっていた。白塚駅には三重交通のバスが停車しているのを見ることができた。イベント展示車ではないがバス路線があり、やや本数は少ないが津市内へと向かうことができる。電車で会場を往復し、バスでの移動を楽しむ人もみられた。
■分散は結果的に良かった!
「きんてつ鉄道まつり」についてレポートした。今回はコロナウイルスが5類に移行して初めての開催となり、かつてのような賑わいを見せた。また初めて塩浜と白塚の2会場に分かれての開催となり、これが混雑を分散し緩和することに一役買ったようだ。
実際に混雑するようなエリアはなく、ゆっくり会場を見て歩くことができたのは分散のおかげだろう。2025年はどのような形で開催されるか分からないが、来場者の反応次第でより楽しいイベントが開催されればと願うばかりだ。
【画像ギャラリー】80周年イベント間近なのに三重交通が参加ってマジか?「きんてつ鉄道まつり」2会場同時開催レポート!(21枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方