■インターチェンジが祭りの起源?
関広見インターは東海環状自動車道が延伸を続けていた2009年4月18日に設置されたインターで、2020年の山県インターの延伸までは東回りの終点となっていた。関市内には東海環状自動車道と東海北陸自動車道が交差しており、インターチェンジやジャンクションが設置されているが関広見インターが一番最近にできたインターチェンジだ。
当初は「関広見」は名称候補になく、関市の西に位置しているため「関西(せきにし)」インターとなる予定だった。ただこの表記では「関西(かんさい)」とも読めるため、「西関(にしせき)」というのが検討されたが、そもそもインターチェンジの名称を決めるにあたり、いくつか条件があり簡潔で分かりやすいこと、インターチェンジの所在する市町村名であること、そして方角は末尾に付与することだった。
「西関」はこの条件に合わないため見送られることとなり、選ばれたのが「関広見」なのである。当時の市議会では名称に「広見」の名を残したい、また地元自治会などからの運動も後押しして決まったという経緯があるため思い入れも深いのだという。現在は環状化されたため途中のインターチェンジとなってしまったが、この開通により交通の流れが変わった地元を再び盛り上げようという住民の熱い想いから「関広見まつり」は始まった。
そして交差点で来場者がしきりに写真に収めていたのが信号機の制御機である。制御機には信号機が設置された順に番号が割り振られているのだが、なんとここは「関-163」であり、数字の語呂合わせで「163=ヒロミ」とも読めることから奇跡の制御機と言われているそうだ。交差点横には今回のまつりを盛り上げる看板も設置され夜にはライトアップもされるなど、まつりに花を添えた。
ここから歩いて10分ほどで、メイン会場である広見市民センターに到着した。既に飾り付けなどは終わり周囲を囲んだお店やキッチンカーは営業を始めていた。店の中には「関広見インター」をデザインしたグッズも販売もあり、買い求める来場者の長い列が出来ていた。
市民センターの入口には来場者がどこから来たのかシールを貼り付ける地図があり、それを見ると全国津々浦々どころか、外国からの来場者もいたようで祭りの盛り上がりを感じた。「広見」という語呂合わせで、まつりは16時3分に地元の特産品であるキウィジュースで乾杯してスタート、盆踊りやマジックショーなど会場に訪れた来場者も地元の人たちとともに楽しんでいるようであった。
もちろんこの間にもシャトルバスは2台体制で運行を続け、途中にはバスを待つ長い列が出来上がった。筆者も夜までまつりを楽しみ、シャトルバスで関シティターミナルまで乗車した。帰りのバスも好評で並んでいる人が乗り切れないほどであった。
■面白い由来の祭りにバスで行ってみよう!
今回は関市広見地区で行われた「関広見まつり」をお届けした。筆者もイベントが好きなのであちこちの祭りに足を運ぶが、もはや広見地区だけに留まらず関市内中心部にも別会場を設けるほどに人気の祭りとなっていようだ。
市内を走る長良川鉄道の駅にもこの日だけのまつりを伝える看板が設置され力の入れようを感じた。多くの露店が並ぶ大きな祭りというわけではないが、地域のみんなで作り上げるこうした祭りを眺めるのも温かさを感じ気持ちいいものである。
回を重ねるごとに来場者は増えているようであるが、どうかのんびりとした雰囲気はそのままに夏のひと時を楽しむ祭りとして育っていただければと願いたい。また好意により無料で運行してもらっているシャトルバスに付いては、この年代の車両に乗車する機会も少なくなっているので注目したい。来年に機会があれば足を運んでいただければと思う。
聞けばこの祭りの地は「楽園」なのだという。そのような地でこれからも地域の夏の催しとして根付いていけばと期待したい。そこからまた出逢いや展開がまるでシンデレラストーリーのように新しいステージへと駆け上がっていくことだろう。
【画像ギャラリー】高速インターが由来の「関広見まつり」に行ったらエアロミディが来た!(27枚)画像ギャラリー





































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