■合計運賃は780円!
戸畑駅から42番で八幡駅まで行くと約1時間の乗車で途中47停留所、440円だ。73番は途中24停留所で乗車時間は30分、運賃は340円である。73番は八幡駅を出ると42番で通った経路で花尾町まで走り、進路を西に変えて都市高速を下に見ながら高度を上げていく。登山口の名が付く停留所を通過したあたりがサミットなので、あとは黒崎に向けて下山するだけだ。
この乗り継ぎで、大きく分けて3回のバス登山が楽しめる。北九州工業地帯の景色が広がり、絶景に目を奪われるだろう。鉄道でたかだか10分程度のところ、バスを乗り継いで2時間近くもかけていく価値がどこにあるのかと思われるだろう。
しかし北九州の絶景をバスから眺めれば納得していただけるのではないだろうか。24時間なので、まだまだ移動はできる。ただし往復同じルートで乗るのはバス上級者にしかお勧めしない。
■24時間あるのでまるごと楽しめ!
西鉄黒崎バスセンターから小倉砂津まではメルセデスベンツの連節車であるシターロGが1番特快として走っているので、小倉に移動しておくと以降の旅程が便利になるだろうし、小倉砂津で門司港行きのバスに乗り換えれば門司港レトロ散策も十分に可能だ。
バスだけで移動も景色も美味しいものや名物をお目当てにしてみるのも面白い。東京で話題の北九州の資さんうどんはどこにでもある。バスに乗車中にロードサイド店を見つけたら降車ボタンを押して次のバス停で降りて歩いて行ってみよう。並ばずに東京よりは少し安く食べることができるだろう。
24時間であえて時間のかかる路線で乗りバスすることにより、一般的な観光コースでは出てこない絶景を拝むことができるので、ダイヤを確認しながら乗ってみてはいかがだろうか。
【画像ギャラリー】電車で10分の駅間をバス乗り継ぎで2時間も費やす価値とは?(9枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方