■CAも食べたことがない機内食?
昼からの便に参加したので、早速昼食としてドーハ便のビジネスクラス機内食が振る舞われた。ドーハ便専用の機内食なので、同線に乗務したことがない乗務員は食べたことがない機内食で、案内と指導をするCAも食べたことがないという貴重なメニューだ。
ワンプレートではなく、コース料理なので順番に提供される。ちょっとしたレストランでの食事だ。メインディッシュである「牛フィレ肉のステーキブランデーソース」は肉もデカいのだが、美味しいソースがさらに多すぎて、本当に搭乗していたら間違いなくパンをおかわりするはずだ。
JAといえばコンソメスープとスカイタイムだが、現在のスカイタイムはももとぶどうのフレーバーに変わっていて、初代のキウイが懐かしい思い出だ。
■機内アナウンス・機内サービス・救命胴衣膨張体験
食事が終わると、チーム分けに従いホノルルチームは先に機内アナウンス体験をする。別のモックアップに移動して、原稿が渡され、好きなアナウンスを実際にやってみる。アナウンス原稿は3種類で、離陸前、安全確認、到着時の中から自分で選ぶ。
これだけは最後に記者も体験させてもらったのだが、アナウンスはともかくジャンプシートに座れることが今後絶対にないと思われるので、モックアップとはいえそれだけで貴重な体験だ。
それらが終了するとパリチームと入れ替えで、カートによる機内サービスの体験に移る。国際線用のカートをバディを組んだ2名で押してドリンクサービスをする。
指導CAが色々と障害物やシチュエーションを作り、それらに注意して事故のないようにサービスする体験というよりも訓練を行った。バスガイドも車内でのドリンクサービスはあるので、おそらく形式は異なるものの同様の訓練はするはずだ。
最後は全員で緊急避難訓練を行う。機材の不調により飛行を続行できないという想定で、緊急着水して救命胴衣を着用して脱出するという内容だ。さすがにプールで滑り台式の脱出スロープを使用することまではしないが、救命胴衣を膨張させる体験はこれまた貴重だ。
機内の安全ビデオで「機内では膨らませないでください」と必ずあるが、あれらの注意事項にはすべてに理由がある。簡単で膨張させると前が見にくく、下が見えないのである。機内で膨張させるとジャンプする位置がわからず通路でつまずき危険であることと、救命胴衣が窮屈で脱出が困難になる等の理由で脱出直前に膨張させるのである。
おどろくべきは、いままで丁寧に優しく教えてくれていた一色CAが、急に口調が変わり声が5倍くらい大きくななったことだ。機外の確認とドアモードの変更、ドア開扉から脱出の誘導までとても体験とは言えない本物を想定したな訓練に乗客役で参加したようなものだった。
もちろんこの体験が現実のものになってはいけないのだが、非常時には「豹変」できる客室乗務員がいるからこそ、安心して搭乗できるということなのだ。この体験を通して、CAは確かに保安要員であることを再認識した。












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