■バス停休止に迂回運転
土曜日のパレードの見どころでもある宮後ねぶた神輿や神宮初穂奉納神輿など、また伊勢本町春木太鼓の勇壮な演奏を楽しみながらJR伊勢市駅の方向へと散策すると、ちょうど規制エリアの東側までやってきた。ここではパレードが道路の上り線から下り線へと転回したりするのだが、そのほかにも道路側でも路線バスが転回して向かう様子が見られた。
まつりの行われる区間にあるバス停は休止となり、そこを通る路線バスについては迂回運転を行っていた。フロントガラスに「迂回運転中」の表示があり、通常のルートとは違うことを注意していた。また伊勢市駅前のバス停も一部まつりのエリアにかかるため、別の場所にあるバス停を兼ねるように表示がされ、係員がバス停に来た人を案内していた。
到着したバスは180度転回して再び外宮前方面へと走っていく。外宮前方向から来たJR伊勢市駅に到着したバスは道路を右折、横切って駅のロータリーへ入るが、今日も通常の路線バスに加えて臨時バスの運行もあり、また宇治山田駅からのバスも入るためタイプもカラーリングもメーカーもばらばらな車両が行き交うのはファンにとっては堪らない風景だろう。
■珍しい「初穂曳のぼせ車」
日が落ちた会場に外宮に向かった神輿や太鼓の車両が戻ってきた。一時的に交通規制が敷かれるため周辺の信号は全ての方向が赤になる。その中を何百人という人が曳く宮後ねぶた神輿が近づいてきた。昨年の伊勢まつりに来た際は雨が降っていたため、濡れないようにシートがかけられた状態で、しっかりと見ることができなかったが、今年はねぶたの勇敢な姿や顔の表情など、また明かりの入った見事なねぶたを堪能することができた。
ひときわ長い綱を、大勢の人に曳かれてやってきたのは今回特別に登場した初穂曳のぼせ車である。この「初穂曳」というのは、伊勢神宮で行われる神嘗祭を祝い初穂を神宮に奉納する伊勢の民俗行事で「お木曳行事」「お白石持行事」も民俗行事として古くから続けられている。
お木曳行事は今年は終了したが、来年予定されている第二次お木曳行事を盛り上げようと初の試みとして約180個もの提灯で飾りつけた「上せ車(のぼせぐるま)」の奉曳が登場となった。筆者も提灯のついた奉曳車は初めて見た。神宮の近くで共に暮らしてきた人々の気持ちを感じることができた。帰りは再び臨時バス乗り場へと戻り、シャトルバスで駐車場まで乗車した。
■波動輸送の三重交通!
今回は伊勢まつりへの参加記をお届けした。両日とも晴天に恵まれ来場者も多かったように感じた。何よりも秋晴れの下、踊りに唄に太鼓に神輿とこれぞ祭りを楽しむことができた。祭りの言われはいろいろあると思うが、ぜひ近くで行われている行事など規模の大小に関わらず参加してみてはいかがだろうか。
今回のような大きなイベントでは自家用車で行こうと思った際に駐車場をどうするかという問題に直面する。乗り換えは多少面倒だが、シャトルバスがあれば積極的に利用したい。バスファンとしては車両ごとの臨時、シャトルバスなどの表示の違いやフロントガラスへの表示も注目して通常では見れないところをチェックするのも楽しい。秋祭りも本番なので、シャトルバスやパーク&ライドに関わる臨時バスの運用を調べてお出かけしてみてはいかがだろうか。
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