自分だけのオリジナルを1個から作る!
そこで完全版下を入稿すれば1個から作ってくれる「マイシュミ」で汎用商品を利用して制作してみた。
マイシュミはプラスワンインターナショナルが運営する個人向けのオリジナルグッズ販売サイトで、ネット上でのワンストップサービスだ。グループでのシャツやオリジナルのマグカップ等、多数の品ぞろえがある。
最小注文単位が小さいので個人で1つから、あるいは家族やグループで少ロットで作ることも可能だ。店舗に出向かなくても済むし、完成品を取りに行く必要もない。
その半面、デザインや版下作成のサポートはないので、自分で完全版下を完成させなければならない制約はあるものの、オリジナルタグを作ることはできそうだ。
実際の制作はオンライン上で完結する!
選んだ商品は「名刺型キーホルダー【ナスカン】」である。プレーンの商品は無地なため、まずは接種済証をスキャナにかけてもスマホで撮影してもよいので、画像ファイルにしてトリミングする。
その画像をサイトにアップロードして大きさをや位置を決める。ビジュアルモードで直感的に作業ができるので、用意するのは画像だけだ。接種済証だけでよければ、つまり裏面が無地でよければこれで完成で値段も安い。
裏面にワクチン接種済を表するデザインや好きな写真を入れるのであれば、もう1枚画像を用意する。マイシュミではワクチン接種済タグ専用の商品はないのでテンプレート等はなく、各自で用意する必要がある。
いざという時の証明だけのために作るのであれば、バスでもペットでも写真でもイラストでも何でもよいので、手持ちの画像をトリミングして同じように裏面に配置する。
文字入れはマイシュミサイト上のフォントを利用して制作画面上で入れてもいいし、あらかじめ手持ちのフォントを使用しローカルPCやスマホで画像に入れておいてもよい。
こうして両面が完成したら仕上がりイメージと金額を確認して発注し、届くのを待てばよい。完成した製品は直接樹脂にUV印刷されているので消えることも汚損することもない。
両面印刷すれば送料込みで2000円強になるが、世界でひとつの自分だけのオリジナルタグが作けるで、それほど高いとは感じない。
最後の問題点は個人情報だが消すと証明にならない?
完成した「ワクチン接種済証タグ」にはもうひとつ問題がある。それは氏名・住所・生年月日が印字されていることだ。それをぶら下げて歩くのには抵抗があるし、あらかじめ個人情報部分を消して画像を作ってしまうと何の証明にもならない。
リムジンバスや航空機に預託するスーツケースならなロストバゲッジの際に好都合だが、普段使いのバッグでは不特定多数に見られるのでそうもいかない。そこで普段は、その部分にマスキングテープを貼ってしまうことで解決した。
接種済であることを証明する必要がある際には一度はがせばよい。特に車内でのスペースが狭い路線バスでタグをつけている荷物を持った人の横ならば座っても「心理的には」安心だろう。
家族で作るならば高齢者の持ち物用にも最適だ。急病やケガまたは認知機能低下でも接種済証で住所・氏名・生年月日が明らかになるので緊急時のメリットは大きい。必要であれば裏面に連絡先や血液型等のテキストを入れておいてもいい。
旅行だけではなく普段使いの通勤・通学時のアイテムとして、気軽にセンスの良いオリジナルタグ制作に挑戦してみてはいかがだろうか。