西日本鉄道(西鉄)と福岡国際空港は、福岡市内の主要観光スポットを巡る福岡オープントップバスを使用して11月6日(土)、7日(日)の2日間、福岡空港内の普段は立ち入ることができないエリアを走行する「福岡空港ビューんとツアー」を実施する。(国土交通省への認可申請中)
文:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】オープントップバスの正しい使い方はこれなのかも?
オープントップバスは空港見学には最適!
本ツアーは通常、航空機まで旅客を輸送するランプバスや許可された車両のみが走行可能なエリアを屋根がない福岡オープントップバスで走行するため、駐機している航空機や滑走路に離着陸する機材を間近に見ることができる。コースは3種類でどのコースも福岡空港や航空機の魅力を思う存分満喫できる。
屋根がなく開放的な福岡オープントップバスと、“アジアの玄関口”である福岡空港がコラボレーションし、普段は関係者しか入ることができないエリアを走行することで、このツアーでしか体感できない特別な景色を見ることができそうだ。
この車両は日野プロフィア4軸エアサス車をベースとした特注車両で、ボデーは東京特殊車体が架装している。
両社では、本ツアーを通じて新型コロナウイルスの影響により落ち込んだ観光需要を取り戻すとともに、既存の施設やサービスを活用した福岡観光の新たな価値創造と賑わい創出に貢献する目的がある。
また本イベントを通して、福岡空港が航空機の利用以外でも楽しむことができるスポットとなるようなサービスの提供に努めたい考えだ。
「福岡空港ビューんとツアー」概要
運行日は11月6日(土)と7日(日)の計2日間で、ツアー料金は3コースとも 大人3,500円 小児2,720円(4歳以上〜小学生)。制限区域に立ち入るために多くの参加条件があるので注意したい。まず、4歳未満は乗車することができない。
またツアー参加当日に参加者全員の住所、氏名、電話番号、生年月日、年齢を確認する。加えて身分証明書の提示が必要で原本を用意して持参する必要がある。忘れた場合は乗車できない。有効な身分証明書類としては、運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・健康保険証・学生証が求められている。
許可された場所以外での撮影は禁止されていて、乗車手荷物は最小限のものに限られる。カメラはネックストラップが必要で、スマホ用ストラップは乗車時に貸し出される。残余の手荷物はあらかじめ預けなくてはならない。また、各所で手荷物検査が実施される。