降りたところが観光地!? 都営バス「上26」系統で見どころ発見の旅


 今回の乗りバスレポートは都営バス「上26」系統だ。歴史的には以前に書いた「亀26」系統と一体をなしていた路線だ。下町の見どころいっぱいの路線なので感性で好きなところで下車して楽しむのもいいだろう。

文:古川智規(バスマガジン編集部)
写真:小野寺利右

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まず目指すは押上!

 上26系統は亀戸駅前から上野公園の約9kmをおよそ50分かけて走る。担当は都営バス青戸支所。亀戸駅前を発車した上26系統は亀戸天神前を通り、押上を目指す。本系統では方向としては浅草の方には行くが、浅草寺の裏手を通り雷門の前は通らないので注意だ。

亀戸駅前では草24系統と同様に最も道路に面したホームから発車する

 押上はもちろんとうきょうスカイツリーがある場所で、各鉄道駅と接続する。とうきょうスカイツリー駅前では東武鉄道に接続しバスは北上する。

押上からスカイツリー全景を撮影するのは至難

 続いての見どころは言問橋(ことといばし)で、隅田川に架かる橋のひとつだ。大正時代の関東大震災復興事業として架橋され、直線的なデザインが特徴。言問橋の西側(バス停では墨田公園)からのスカイツリーはきれいで、浅草からと並んでの撮影スポットだ。

言問橋から隅田川の顆粒方向を望む

 言問橋を渡ると、しばらくは言問通りを走り続ける。このあたりは浅草の北側、浅草寺の裏手だ。入谷鬼子母神で日比谷線入谷駅と接続して昭和通りと交差するとすぐに下谷二丁目に到着する。停留所名からは分からないが、JR鶯谷駅に近くバス車内でも案内される。

言問橋の西詰からのスカイツリーは絶景のひとつ

いよいよ上野周辺の下町エリアに入る

 山手線を高架で渡り山手線の内側に入る。この付近からは道は狭い寺社エリアだ。寛永寺を皮切りに大小多くの寺社の前を通り、言問通りに別れを告げ根津駅前で千代田線と接続する。ここからは不忍通りで終点を目指す。

JRを高架道路でまたいで山手線の内側へ

 不忍池が見えてくると池沿いに走り終点の上野公園に到着する。終点は不忍池南端部に位置し、折り返しの乗車地も同じ停留所だ。亀戸駅前行きはここから上野広小路をぐるっと回り、不忍通りに戻っていく。

不忍池は憩いの場としてにぎわう

上野公園からの終バスで亀26終バスに乗り継げる

 前述したように上26系統は亀26系統と一体をなしていた経緯からか、下りの終バスである上野公園2215発の上26に乗れば、亀戸駅前で2305発今井行きの最終である亀26に乗り継げる、都営バスとしてはかなり遅い時間まで対応したダイヤになっている。

上26系統

 車窓を見て歩いてみたいなと思ったところで下車すればそこが見どころのの観光地という上26は大回りだが、自分で「何か」を発見することができそうな路線だ。

側面方向表示器
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