防長トラベルは防長交通と共同で日帰りバスツアーを企画した。このツアーは残り3台となったVライン塗装の貸切バスを周南営業所で3台並べて撮影したのち、その1台に乗り込み津和野営業所に移動。同営業所で最後の2台となった中2階バスを撮影するという内容だ。詳細を見てみよう。
文:三条桐葭
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
ツアーは3月13日徳山駅発着
本ツアーの実施日は2022年3月13日(日)で、最少催行人員は10名、集合は徳山駅09:00で、17:00帰着予定。旅行代金は23000円(小学生10000円)だ。なおツアーに食事は付いていないので、フリータイムで各自取ることになる。
ツアーのポイントは、周南営業所でVライン貸切バスを3台並べての撮影で、Vラインとは1981年9月に新しい観光バスのデザインとして採用されたバスのデザインだ。
1999年に新デザインが登場してからは順次新デザインに塗り替えられ、Vラインのまま残ったバスも近年は廃車が進み、現在はスクールバスとして周南営業所に3台だけが残っている。
周南営業所ではその他のバスを撮影でき、その内訳は次の通り。241号・明光バスからの転入のリエッセ(本家明光バスでは消滅した旧明光カラー)、う80号・防長交通開業80周年記念塗装『3兄弟』のうちの1台(青塗装)、655号・3列シートの夜行バス(山口市の観光ラッピング)、395号・車いすが6台積める特種仕様スクールバス。
Vラインバスに乗車して津和野営業所を訪問し、島根867号または868号(いよいよ2両だけとなった中二階の観光バス)を撮影する。
東京からだと?
仮に本ツアーに東京から参加しようとすると、防長交通の萩エクスプレスが便利だろうか。東京駅を19:30発で岩国駅前を経由して徳山駅前には07:24着だ。鉄道だと東京21:50発のサンライズ出雲(または瀬戸)から山陽新幹線に乗り継げば、姫路乗り継ぎでも岡山乗り継ぎでも08:25に徳山に到着する。
旧車はもちろんだが、最近はスーパーハイデッカー車での夜行バス運行は少ない傾向にあるので、事業者によっては貴重な1台になるだろう。記録に残したい方はツアー参加を検討してみてはいかがだろうか。
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