東京都交通局は公共交通マナー等絵画コンクールの入選作品を掲示したラッピングバスを運行している。ラッピングバスの運行期間は2022年3月30日から約1年を予定している。なぜこどもたちが描いた絵を絵画ラッピングバスとして都バスが採用したのか? その謎に迫る!!
文:三条桐葭
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
期間は1年間
このラッピングバスの運行期間は2022年3月30日からおおむね1年間。「公共交通マナー等絵画コンクール」の上位入賞作品をラッピングしている。標語よりも目につき、直感的な訴えができるので改めて交通マナーを考える契機になるだろう。
テーマは2つあり、1つ目が「みんなが楽しく、気持ちよく利用できる公共交通マナー」から都営交通最優秀賞1作品、都営交通優秀賞3作品がラッピング採用された。2つ目は「わたしたちの街の電車やバスのある風景」から都営交通最優秀賞1作品、都営交通優秀賞3作品がラッピングされている。
インターネットで都バス運行情報サービスの車両検索(ラッピング検索)から「商品/企画名/車種選択」、「公共交通マナー等絵画コンクール」を選択すると、行先や現在位置がリアルタイムで確認できる。
このサービスはバスファンにはよく知られたもので、ラッピング車の他にも燃料電池車やフルフラットバスの運行状況も確認できることから、乗りバスや撮りバスにも活用できる。
ラッピング車は2台
このラッピングがされる車両は、渋谷自動車営業所のT245と、南千住自動車営業所のC250だ。T245は日野(J-BUS)のブルーリボンシティハイブリッド、C250はいすゞ(J-BUS)のエルガだ。
交通マナーはどれが正解というものでもなく変遷していくものだが、時代にマッチした誰もが気持ちよく乗れるバスということを考えれば答えは出るだろう。ラッピングバスを眺めた時にはいま一度考え直す機会にしたい。
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