八木新宮線と酷道線はまとめてツアーにお任せ? でも定期便と同じスタイルで運行するぞ!

八木新宮線と酷道線はまとめてツアーにお任せ? でも定期便と同じスタイルで運行するぞ!

 日本旅行では日本最⻑路線 八木新宮線を定期便同様に貸切運行し、日本三大「酷道」のひとつ国道425号を運行する 十津川村営 迫⻄川線を踏破する「日本最⻑一般バス路線 八木新宮線と十津川村営 ”酷”道 425 号 迫⻄川線」 を企画した。

文:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■ツアーの特徴

戸津川村営・日野リエッセ
戸津川村営・日野リエッセ

 バスファンにとって一度は乗車してみたい路線でありながら、所要時間や本数の制限から乗車が困 難であった路線を一度にまとめて踏破するツアーだ。

 この企画は⽇本最⻑⼀般バス路線 八木新宮線と、経路上の十津川温泉から運行される十津川村営 ”酷”道425号迫⻄川線とを⼀度に踏破するもの。

 八木新宮線は、奈良県大和八木から紀伊山地の県境を越えて和歌山県新宮を結ぶ延⻑169.8km、停留所168か所、平均所要時間6時間半を要する奈良交通が運行する⽇本最⻑⼀般バス路線である。

国道425号
国道425号

 ツアーでは同路線で臨時的に使用される⽇野ブルーリボンⅡ前扉路線車を貸切運行し、同線経路運行・停留所案内放送・運賃表・整理券発 行機を稼働させ、定期便同様に運行する。

 また旧五新線の専用道城⼾へ立寄り、十津川営業所・新宮車庫で撮影会を行う。十津川村営 ”酷”道425号迫⻄川線は、和歌山県御坊市〜奈良県十津川村〜三重県尾鷲市と紀伊山地を横断し、未改良の細い山道が続くことから⽇本三大”酷”道の⼀つに数えられる国道425号を運行する路線。

 ツアーでは定期便を増車して定期便に続行で運行する。所要時間や本数制限から乗車困難だった路線を⼀度に踏破する貴重なバス路線踏破の企画だ。

■ツアー概要

戸津川村営の終点バス停
戸津川村営の終点バス停

 ツアーの概要は次の通り。ツアー名は、⽇本最⻑⼀般バス路線 八木新宮線と十津川村営”酷”道 425 号 迫⻄川線。出発日の設定は2024年4月13 ⽇(土)、4月20⽇(土)で、両設定日とも1泊2⽇の旅程。最少催行人員は、いずれも24名。

 旅行代金は⼀人当たりで大人小人同額かつ車両・座席無指定で、1名様1席利用のシングルルーム1名利用プランが35000円、1名様1席利用でツインルーム2名利用プランで35000円、1名様2席利用のシングルルーム1名利用プランは44500円。

 なお、八木新宮線は指定席(1名様1席または2席利用)、十津川村営バスは自由席(1名様1席利用)だ。

 旅行行程の時刻は予定のもので、1⽇目 大和八木駅(11:30)━五条BC━旧専用道城⼾駅(撮影)━上野地━十津川温泉(撮影)━新宮駅(18:52)

 2⽇目 新宮車庫(08:00)━新宮駅━十津川温泉(10:20/11:40 撮影)—-迫⻄川(12:59/13:15)—-十津川温泉 (14:31/14:45)━上野地━⻄吉野農業⾼校━五条 BC━大和八木駅(19:12) (━━は八木新宮線で奈良交通貸切運行、—-は迫⻄川線で十津川村営定期便増車運行)

■申し込みは専用サイトのみ

国道425号
国道425号

 本ツアーは「⽇本旅行メディアトラベルセンター」のホームページから「鉄道・バス企画デスク」専用予約サイトでのみ申し込みを受け付ける。

 通常の定期便では乗ることが難しく断念していた方には朗報だ。ツアー参加で「本物」に上司足してみてはいかがだろうか。

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