西鉄がFUKUOKA OPEN TOP BUS「春の北九州ぐるっと周遊ツアー」を実施! 国産初のオープントップバスを堪能せよ!!

西鉄がFUKUOKA OPEN TOP BUS「春の北九州ぐるっと周遊ツアー」を実施! 国産初のオープントップバスを堪能せよ!!

 西日本鉄道は北九州市の協力を受けて2025年3月27日(木)・28日(金)・29日(土)の3日間、屋根のない2階建て観光バス「福岡オープントップバス」で、北九州市の代表観光スポットを周遊する「春の北九州ぐるっと周遊ツアー」を実施する。

文:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■2コースを用意!

2コースが用意される
2コースが用意される

 当ツアーは小倉駅を発着地として、「絶景!関門海峡と門司港レトロを望むオーシャンビューコース」と「若戸大橋をゆく!産業の息遣いを感じるシーサイドコース」の2コースを、屋根がなく開放的なオープントップバスで楽しめるツアーである。時期的に運が良ければオープントップバスから北九州の満開の桜を眺めることができるかもしれない。

 まず、「絶景!関門海峡と門司港レトロを望むオーシャンビューコース」は、大正ロマン感じるレトロな街並みと雄大な関門海峡をオープントップバスから眺めることができる。「若戸大橋をゆく!産業の息遣いを感じるシーサイドコース」では、若戸大橋を上からも下からも楽しむことができ、オープントップバスから眺める響灘エリアの風力発電は迫力満点だ。

 北九州の街並みを高さ約3.2mのオープントップバスから普段とは違う目線で楽しむことができ、北九州観光を満喫できるだろう。

■「春の北九州ぐるっと周遊ツアー」概要 

小倉北区の紫川
小倉北区の紫川

 福岡オープントップバス「春の北九州ぐるっと周遊ツアー」の概要は次の通りだ。運行日は、2025年3月27日(木)、28日(金)、29日(土)の計3日間。27日は3便 28日・29日は各日とも4便の計11便が運行される。

 運行時間とルートは、「絶景!関門海峡と門司港レトロを望むオーシャンビューコース」の所要時間は約90分。27日は12:00発・15:00発の2便。28日、29日は10:00発・15:00発の2便が設定されている。経路は、小倉駅新幹線口貸切バス駐車場~門司港レトロ~和布刈~北九州高速4号線~紫川さくら通り~小倉城~小倉駅新幹線口貸切バス駐車場。

戸畑区・若松区に架かる若戸大橋
戸畑区・若松区に架かる若戸大橋

 「若戸大橋をゆく!産業の息遣いを感じるシーサイドコース」の所要時間は約90分。27日は18:00発の1便。28日、29日は12:00発・18:00発の2便が設定されている。経路は、小倉駅新幹線口貸切バス駐車場~若戸大橋~響灘エリア~若松南海岸~紫川さくら通り~小倉城~小倉駅新幹線口貸切バス駐車場。

■手ごろなツアー料金も魅力!

小倉北区の小倉城
小倉北区の小倉城

 ツアー料金はいずれも税込で、大人3500円、小人1800円(4歳以上~小学生)と手ごろなのも魅力だ。なお、4歳未満は乗車できなので、家族連れの場合は注意が必要だ。定員は各便とも36名である。最少催行人数は24名で10日前に出発の可否が決定されるようだ。ツアーの申込は西鉄旅行のホームページから。

 オープントップバスだが少雨決行なので、天候不順予報の場合は少し対策が必要かもしれないが、飛ばされるので傘の使用は禁止だ。

■日本初の国産オープントップバス!

門司区の門司港レトロ地区
門司区の門司港レトロ地区

 本ツアーで使用される西鉄の「FUKUOKA OPEN TOP BUS」は、新車で導入された日本初の国産オープントップバスである。日本で走るダブルデッカー車のオープントップバスは、概ね国産車の改造車であるが「FUKUOKA OPEN TOP BUS」は完全特注の国産新車だ。

 日野自動車の大型トラックであるプロフィアのシャシーをベースに客室を架装したバスである。したがってエアサス4軸(車軸が4本)で総重量が20トンを超えるクラスのシャシーは強靭であり、ダブルデッカーかつ屋根のないオープントップの客室を架装しても強度を問題なく保てる造りになっている。

 トラックベースなので、いわゆるバスとは若干異なるが、それゆえにバスファンには一般的な造りとは異なる車体を堪能するよい機会にもなりそうだ。

【画像ギャラリー】西鉄がFUKUOKA OPEN TOP BUS「春の北九州ぐるっと周遊ツアー」を実施!国産初のオープントップバスを堪能せよ(5枚)画像ギャラリー

最新号

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。